パーソナルトレーニングはもったいない?
自分でトレーニングした方が良い?
パーソナルジムに行くか迷う理由に多いのがコスパ問題。
家で手っ取り早くトレーニングをしても同じ効果が出るなら良くない?と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、パーソナルトレーニングが本当にもったいないのかどうか、複数の視点から詳しく解説します。
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パーソナルトレーニングがもったいないと言われる理由
パーソナルトレーニングがもったいないと言われる主な理由は、以下のとおりです。
- セルフで通うジムの10〜30倍ほど費用が高いから
- トレーニングだけでは痩せられないと科学的に証明されているから
- 最近では質の高い情報がインターネットで収集できるから
- パーソナルジム関連のトラブルが増えているから
- ジムでトレーニングできる時間に制限があるから
それぞれの理由について解説します。
セルフで通うジムの10〜30倍ほど費用が高いから
一般的なパーソナルジムの費用相場は20万〜35万円ほどで、とにかく高いイメージが先行しています。
一般的なフィットネスジムと異なり、専門性の高いトレーナーが専属で指導するため人件費が大半を占めます。
実際に日本国内で展開している大手パーソナルジムと大手フィットネスジムの価格をまとめた表が、以下のとおりです。
ジム名 | 料金(税込) | 初期費用(税込) |
---|---|---|
ライザップ | 全16回2ヶ月:327,800円 | 55,000円 |
ビヨンド | 全16回2ヶ月:381,600円 | 無料 |
24/7ワークアウト | 全8回1ヶ月:149,600円 | 無料 |
エニタイム | 1ヶ月:5,800円〜9,500円 | 登録料:5,500円 |
ルネサンス | 1ヶ月:16,070円 | 入会金:3,300円 手数料:5,500円 |
ゴールドジム | 1ヶ月:11,000円〜15,400円 | 登録料:5,500円 |
パーソナルトレーニングジムの1ヶ月あたりの費用相場が約15万円に対して、フィットネスジムの1ヶ月あたりの費用相場は約1万円です。
パーソナルトレーニングは、トレーナーが直接指導をするための人件費やプライベート空間にするための場所やマシンの設置が必要なため、一般的なジムより高くなりやすいです。
ただし、すべてのパーソナルトレーニングジムが月額15万円以上するわけではなく、個人経営などで安価なパーソナルトレーニングを提供するジムもあります。
また料金的に高くても、トレーナーや設備の品質が高ければ、それ相応の効果が見込めるため、価格だけで「もったいない」と見切ることはできません。
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トレーニングだけでは痩せられないと科学的に証明されているから
ダイエットやボディメイクをしたい場合、どんなに質の高いトレーニングを受けても、それ以外の生活習慣を見直さなければ高い効果は見込めません。
たとえば、ダイエットを成功させるためには、1日の摂取カロリー(食事)よりも消費カロリー(基礎代謝+運動)が上回る必要があります。
パーソナルトレーニング1回あたりの消費カロリーは、「運動量」「性別」「体型」「基礎代謝」などによって異なりますが、おおよそ200〜500キロカロリーです。
定期的にトレーニングする習慣がつけば、基礎代謝(生きているだけで消費されるエネルギー)が高くなるため、痩せやすくなるでしょう。
しかし、トレーニングのご褒美としてお菓子、揚げ物、お酒などカロリーの高いものを摂取してしまうと、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることは困難です。
正しく身体の仕組みを理解していないで、「高いお金を払ってパーソナルトレーニングに行けば痩せられる!」と考えていると、思うような効果が出ない可能性が高いです。
結果的に、「パーソナルトレーニングはお金の無駄だ…」という思考になってしまうため、ダイエットやボディメイクに必要なエッセンスを正しく理解しましょう。
比較的高額なパーソナルトレーニングでは、ジムでのトレーニングに加えて、毎日の食事管理もサポートしてもらえるプランが多くあります。
パーソナルトレーニングに加えて、食事管理や睡眠の質など生活習慣全体を見直せば、理想的な結果を得られる可能性が高まります。
最近では質の高い情報がインターネットで収集できるから
最近では、筋トレ系YouTuberや大手ジム経営者などが無料でプロフェッショナルなトレーニング方法やダイエット方法を発信しています。
「ダイエットがしたい」「筋トレがしたい」と考えた人のほとんどが、一度はSNSやWebサイトから情報を調べたことがあるのではないでしょうか。
信憑性の心配もありますが、近年では実績のある人たちが実名で情報発信しており、インターネットで得られる情報のみでトレーニングを始める方も少なくありません。
ただし、どんなに有益な情報を得られたとしても、マシンやフリーウエイトスペースの使い方、重さの決め方、筋肉の使い方などは感覚的な理解が必要です。
「ムキムキのトレーニーが⚪︎kgを⚪︎セットやってるから自分もやろう」「好きなモデルさんがこれをやってるから私も真似する」ようなトレーニングメニューはおすすめしません。
ご自身の体力・筋力に合わないトレーニングメニューは続きにくく、筋肉や腱の損傷・断裂、骨折などのケガにつながります。
健康的な身体を手に入れるためのトレーニングが、身体を傷つけることになっては本末転倒です。
トレーニングマシンやフリーウエイトスペースを利用したことがない初心者の方は、適切な方法で正しいトレーニングフォームを学びましょう。
パーソナルジム関連のトラブルが増えているから
社会全体の健康意識の向上や、SNS等の影響もありパーソナルトレーニングやフィットネスジムの需要が増えるとともに、トラブルも多く報告されています。
実際に東京都の生活文化スポーツ局が、パーソナルトレーニング契約に関するトラブルが急増しているという注意喚起をおこないました。
実際の内容は、以下のとおりです。
「月々数千円〜」「体組成計無料」などの誇大広告で利用者を募る無料体験後、48回(6ヶ月)で約30万円のプランに加入パーソナルトレーニングで追い込みメニューが組まれて、腰痛になるパーソナルジムのトレーニングを理由に中途解約を申し出る「指定する診断書が揃っていない」「途中解約不可」などで返金されない
引用:生活文化スポーツ局
実例を出したうえで、「トレーニングジム等は店舗で契約した場合、原則としてクーリングオフできない」とのアドバイスをしています。
一概に「パーソナルトレーニングジム」と言っても、大会に出場した実績のあるトレーナーが在籍しているジムから、指導経験のないトレーナーが在籍しているジムまで様々です。
テレビやインターネットでパーソナルジムに関するトラブルを目にすると、「自分もトラブルに巻き込まれるのでは?」と不安になる方も多いでしょう。
トラブルに巻き込まれないためには、広告のみに左右されるのではなく、公式サイトの内容を確認したり、ネット上の評判を事前に確認することが重要です。
また、トレーナーがどのような基準で採用されているかを確認し、信頼できるだけの知識と実績があるか確認したうえで、契約を決めてください。
もしも、契約関係でトラブルにあった場合、100%解決する保証はありませんが、消費者ホットライン(188番)に相談できます。
ジムでトレーニングできる時間に制限があるから
パーソナルトレーニングジムは、プライベートな空間を確保できる代わりに、一般的なフィットネスジムのように自由な時間でトレーニングができません。
基本的には契約プランによって週⚪︎回⚪︎分と決められた時間にパーソナルトレーニングがおこないますが、予約時間以外のジム利用に関しては、各ジムによって異なります。
完全プライベート空間でのトレーニングを提供している場合、予約時間以外のジム利用はできません。
一方、パーソナルトレーニングの予約時間以外は、セルフトレーニングのためにトレーニングルームを解放しているジムもあります。
ジムに契約したものの、パーソナルトレーニングの予約時間以外は、トレーニングルームが利用できなければ不便に感じる方もいるでしょう。
パーソナルトレーニングを提供するジムでも24時間自由に行き来できるところも多いため、まずは利用できる範囲を確認してください。
パーソナルトレーニングのメリット
パーソナルトレーニングのメリットは、以下のとおりです。
- 周りの目を気にせずにトレーニングに集中できる
- 運動が苦手な方でもモチベーションを維持しやすい
- 食事管理をしてもらえる
- ケガのリスクが少ない
それぞれのメリットについて解説します。
周りの目を気にせずにトレーニングに集中できる
完全プライベートのパーソナルトレーニングジムを利用すれば、周りの目を気にすることなくトレーニングに集中できます。
「体型に自信がなくて他人とトレーニングしたくない」「ムキムキの人たちの中でトレーニングをするのが恥ずかしい」など、ジムに対する悩みを持つ方は多いです。
パーソナルトレーニングジムは多種多様ですが、完全個室の空間を用意しているジムを選べば、トレーニング中に周りの目を気にする心配はありません。
女性利用者は、女性トレーナーを選択できるジムも多いため、よりご自身の快適な空間づくりができるのがパーソナルトレーニングの魅力といえるでしょう。
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運動が苦手な方でもモチベーションを維持しやすい
パーソナルトレーニングは、予約時間が決められているため、自由な時間にいけるフィットネスジムと比べて、継続しやすいです。
男女500人を対象にした「ジム・フィットネスについてのアンケート調査」では、「ジム・フィットネスを利用したことがある」と回答したうち、74%が「途中で退会した」と回答しました。
退会理由は「通うのが面倒になった」「ライフワークバランスが取れない」「目標を達成した」「モチベーションが維持できなかった」「体型に変化がなかった」などがあります。
フィットネスジムの場合、ご自身でトレーニングプランを立てて、プラン通りに行動をしなければならないため、モチベーション維持が大切です。
少し仕事が忙しくなったり、暑い夏、雨の日、寒い冬など、時間はあるけれど「ジムに行くのが面倒になる理由」ができたとき、継続が一気にむずかしくなります。
その点、パーソナルトレーニングの場合、予約時間が決まってるうえ、専属トレーナーがモチベーション維持のサポートもしてくれるため、継続しやすいです。
さらにご自身にあったトレーニングプランを続けることで、セルフトレーニング以上に高い効果が発揮され、結果的にやる気も高まるでしょう。
自分で計画を立てるのが苦手な方、運動に対して苦手意識がある方こそ、パーソナルトレーニングが向いています。
食事管理をしてもらえる
食事管理付きのプランを利用すれば、毎食のカロリー計算や栄養バランスのアドバイスが受けられるため、より高い体型の変化が期待できます。
ダイエットやボディメイクではPFCバランス(P=タンパク質、F=脂質、C=炭水化物)が重要ですが、初心者は計算や管理がむずかしいです。
パーソナルトレーニングの内容に食事管理が含まれていれば、毎日の食事をLINEで送るだけで、「タンパク質が足りていないので鶏肉を食べましょう」「脂質が多いので野菜に変えましょう」など具体的にアドバイスがもらえます。
食事管理と聞くと「間食NG」「ささみ肉しか食べられない」と考える方もいますが、その人のレベルに合った食事メニューが組まれるため、過酷な食事制限はありません。
お菓子を食べたりアルコールを飲んだ翌日、どのように食事調整するのが最適か提案してもらえるため、よりトレーニングの効果が期待できます。
「ボディビルやフィジークなどの大会で優勝したい」などの具体的かつ大きな目標がない限り、あれもこれも食べられないようなことはありませんので安心してください。
ケガのリスクが少ない
パーソナルトレーニングでは、フリーウエイトやトレーニングマシンのフォームをただしてもらえたり、サポートしてもらえるため、ケガのリスクが最小限に抑えられます。
パーソナルトレーニングでは、最初の段階で「この人は何キロ持てるか」と重さを少しずつ増やして持ち上がらなくなる「マックスの重さ」を調べます。
マックスの重さを知るためには、持ち上がらなくなったときにすぐサポートに入れるだけのパワーのあるトレーナーがそばにいることが必須です。
そうでなければスクワットで腰や足が圧迫されたり、ベンチプレスで首が締まるリスクがあり、最悪死亡するケースも報告されています。
また、パーソナルトレーニングでは正しいフォームを教えてもらえます。
間違ったフォームをしていると、腰痛や神経痛など、通院が必要な大きなケガにつながるため、初心者のセルフトレーニングは危険が伴うのです。
ただし、すでにお伝えしている通り、最近では追い込みトレーニングを強制する知識の乏しいトレーナーも増えています。
契約するトレーナーは、正しい知識と十分な指導経験があるかどうか事前リサーチしたうえで、信頼できるジムと契約しましょう。
パーソナルトレーニングのデメリット
パーソナルトレーニングのデメリットは、以下のとおりです。
- 費用が高い
- 時間や回数に制限がある
- 知識や実績のないトレーナーの指導で怪我のリスクがある
それぞれのデメリットについて解説します。
費用が高い
パーソナルトレーニングは、基本プランの料金相場が1ヶ月あたり15万円前後と高く設定されています。
一般的なフィットネスジムが1ヶ月あたり1万〜2万円ほどで通えることを考えると、費用面での負担が大きいのがデメリットです。
ただし、適切なパーソナルジムを選べば、支払った費用に見合う分の効果が期待できます。
実際に「計画的に10kg痩せて生きるのが楽しくなった」「痩せ型から筋肉質になって自信がついた」と人生観が変わっている方も多いです。
トレーニングをすると、体型の変化による自信のほか、自律神経の安定や集中力の向上など心身ともに多くのメリットが期待できます。
また、分割払いに対応しているパーソナルジムも多数あるため、一括払いが負担に感じるのであれば計画的に返済する方法も検討しましょう。
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時間や回数に制限がある
「完全個室」「プライベート指導」などのパーソナルトレーニングジムは、予約時間以外のトレーニングルームの利用ができません。
一般的なフィットネスジムの場合、営業時間内であればご自身の好きな時間にトレーニングができるため、毎日通うこともできます。
パーソナルトレーニングとは別に、ご自身のペースで有酸素運動や筋トレをしたいと考えているのであれば、セルフトレーニングができるジムを選びましょう。
パーソナルトレーニングジムの中にも、予約時間のみしか利用できないタイプ、予約時間以外は自由にセルフトレーニングができるタイプなどさまざまあります。
24時間解放しているパーソナルトレーニングジムもあるので、公式サイトやカウンセリングで確認してから契約しましょう。
知識や実績のないトレーナーの指導でケガのリスクがある
「パーソナルトレーニングジム=質の高い指導を受けられる」とは限りません。
最近ではパーソナルトレーニングジムの需要が高まるとともに、安さを売りにして質の低いトレーニング指導をするジムが増えて問題になっています。
実際にトラブルになったトレーニングジムのトレーナー募集要項には「運動好きな人なら誰でも歓迎!」「人と話すことが好きな人におすすめ!」など記載されていたりします。
気になるパーソナルトレーニングジムがある場合、まずはインターネット等で評判を見たり、無料体験でトレーナーやスタッフの指導スキルを確認しましょう。
過度に追い込むようなトレーニングメニューを組むトレーナー、的確なアドバイスをしないトレーナー、利用者に寄り添った発言ができないトレーナーなどは要注意です。
身体に負担がかかって、筋肉・腱・骨などの損傷・断裂などの大ケガにつながる可能性があります。
一般的なパーソナルトレーニングは1〜2ヶ月で1セットの基本プランが多いですが、初めから6ヶ月〜1年のプランを契約させようとするジムも気をつけましょう。
トレーナーとの相性が合わずに途中で退会する場合、返金対応に応じてもらえない可能性が高いです。
最近ではSNSの個人アカウントで情報発信しているトレーナーも多く、知識量や実績を判断しやすいため、確認してみましょう。
パーソナルトレーニングを有効活用する方法
パーソナルトレーニングを有効活用する方法は、以下のとおりです。
- 最低週1〜2回以上のトレーニングを予約する
- 食事習慣を見直す
- 睡眠習慣を見直す
それぞれの方法について解説します。
最低週1〜2回以上のトレーニングを予約する
パーソナルトレーニングジムでは、週1回以上の指導が受けられる「月額コース」とチケットを消費する「回数券コース」があります。
短期的に効率よく身体の変化を期待するのであれば、月額コースで週1〜2回以上、トレーナーから指導を受けるのがおすすめです。
厚生労働省は、週2回以上かつ1回あたり30分以上の運動習慣を1年以上続けている人を「運動習慣者」と定義づけています。
日本国内の運動習慣者は、男性28.6%、女性24.6%です。
健康のために推奨する必要最低限な運動をしている人を表す運動習慣者の条件が週2回30分以上とのことですので、それを満たせるような運動習慣をつけましょう。
経済的な理由で週1〜2回以上のパーソナルトレーニングが受けられないのであれば、セルフトレーニングの時間を設けるだけでも良いです。
朝にランニングをしたり、自宅でケガのリスクが少ないストレッチ、ヨガ、HIITトレーニングなどと取り入れて運動習慣をつけてください。
ただし、トレーニングを毎日すると筋肉の損傷や疲労が回復されず、免疫低下やケガのリスクが高まるため、適度に休息が必要です。
セルフトレーニングを取り入れる頻度がわからない場合、専属トレーナーに相談すれば、適切な運動量や頻度を教えてもらえます。
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食事習慣を見直す
パーソナルトレーニングの効果を最大限に発揮するためには、食事の見直しが必要です。
食事に関しては「食事指導」が付いているパーソナルトレーニングプランを選ぶと、摂取カロリーの計算、健康が維持できる栄養バランスの管理をしてもらえます。
カロリー量を極端に減らしたり、脂質や炭水化物をまったく取らずに栄養バランスが乱れると、エネルギーが足りなくなり、日常生活やトレーニングに悪影響を及ぼします。
いわゆる「ガス欠」の状態になり、集中力の低下、肌質の悪化、免疫機能の不全、筋力低下などトレーニングの効果が発揮されません。
トレーニング効果を最大限に発揮するために食事のアドバイスをもらいたいのであれば、色管理のついているプランを検討しましょう。
睡眠習慣を見直す
トレーニングと睡眠にも強い結びつきがあるため、睡眠習慣が崩れている方は見直しが必要です。
筋トレや有酸素運動をすると、睡眠時に「体温上昇」「心拍数の低下」「成長ホルモンの増加」など多くの身体的な良い影響を与えることが証明されています。
睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があり、トレーニングをするとノンレム睡眠の時間が増えて睡眠の質が高くなると言われています。
また、トレーニングで傷ついた筋肉や蓄積された疲労は、質の高い睡眠である程度回復されるため、身体を休ませるためにも睡眠は重要です。
「就寝時間」「起床時間」「睡眠時間」は、毎日同じにすると身体がルーティン化されて、回復力の向上につながります。
不規則な生活を正せるのであれば、1日7時間前後の睡眠時間を確保できるように工夫してみましょう。
パーソナルトレーニングがおすすめな人
パーソナルトレーニングがおすすめな人の特徴は、以下のとおりです。
- 運動習慣がない人
- フリーウエイトやマシンを使ったことがない人
- 明確な目標がある人
- 周りの目が気になる人
- セルフトレーニングで挫折してしまった人
それぞれの特徴について解説します。
運動習慣がない人
運動習慣がない人は、週1〜2回以上の運動を続けるモチベーションを維持するのがむずかしいため、パーソナルトレーニングの利用がおすすめです。
パーソナルトレーニングは、「運動初心者」「運動に苦手意識がある人」でも続けられるような計画を立ててもらえます。
パーソナルトレーナーは、トレーニング方法以外にモチベーションを維持するための声がけやサポートもプロフェッショナルなため、一人で始めるより継続しやすいです。
メリハリボディやムキムキな筋肉のついたトレーナーがそばにいれば、彼らの身体を目標にしてがんばることもできるでしょう。
パーソナルトレーニングに不安や疑問がある場合、無料体験やカウンセリング時にしっかりとその旨を伝えておくと、親身に寄り添ってもらえます。
トレーナーは、その人に合った方法でトレーニングメニューを組んだり、コミュニケーションをとるため、誰でも安心して通える可能性が高いです。
フリーウエイトやマシンを使ったことがない人
今までフリーウエイトやマシンを利用したことがない人は、効果的なトレーニングができなかったり、ケガするリスクがあるため、パーソナルトレーニングの利用がおすすめです。
最近ではインターネット上でトレーニング方法に関する情報がたくさん配信されていますが、必ずしも正しいとは限りません。
ある程度パワーがある人のトレーニング動画を見ても、初心者が同じように実践できるとは限らず、筋肉・腱・骨に大きな負担がかかります。
パーソナルトレーニングでは、常にパワーのあるトレーナーにバーベル、ダンベル、マシンを支えてもらえます。
見た目は軽そうに見えても重りのついていないバーベルのバーは20kgです。
知らずに1人でトレーニングをすると首や足が圧迫されて大ケガにつながるため、最低限の利用方法のみは直接指導を受けるようにしてください。
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明確な目標がある人
「ダイエットがしたい」「ボディビルの大会に出たい」「リハビリをしたい」など明確な目標がある人は、関連する知識を持ったトレーナーから直接指導を受けるのがおすすめです。
とくに「ボディビルの大会に出たい」「リハビリをしたい」など専門性の高い目的がある場合、その分野に特化したトレーナーの在籍しているジムを探しましょう。
自重トレーニングの場合、体重減量はマックス60%の重さで多い回数、筋肉肥大はマックス80〜95%の重さで少ない回数のメニューでトレーニングをします。
目的に合わせた重さや回数でトレーニングをしなければ、理想的な効果がでません。
効率よく目標を達成するためには、丁寧に無料トレーニングやカウンセリングをおこなってくれるジムを見つけて指導を受けましょう。
周りの目が気になる人
一般的なフィットネスジムで、トレーニング経験者に囲まれながら初心者として運動するのに抵抗がある人は、パーソナルトレーニングがおすすめです。
パーソナルトレーニングジムはさまざまなコンセプトがあり、「完全個室」「プライベートレッスン」を提供しているジムも多くあります。
大きなビルの一室がトレーニングルームになっており、ほかの利用者がいない状態でトレーナーから直接指導を受けられるような環境も整っています。
女性の利用者で男性トレーナーと2人きりになるのが不安な場合、女性トレーナーを指名できるジムも多数あるため安心してください。
徐々にフリーウエイトやトレーニングマシンが使えるようになったり、身体に変化があればパーソナルジムを卒業してセルフトレーニングに切り替える方も多いです。
周りの目が気になるとの理由でジム通いを諦めているのであれば、まずはパーソナルジムで基礎を身につけることを検討しましょう。
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セルフトレーニングで挫折してしまった人
今までジムに入会したことがあるけれど結局行かずにやめてしまったけど、次こそは継続したいと思っている人は、パーソナルトレーニングがおすすめです。
すでにお伝えしたとおり、は過去にジムに通った方のうち74%が途中でやめているデータがあります。
セルフトレーニングの場合、ジムに行く時間が決まっていないため、めんどくさくなったり、暑さや寒さなどを理由に後回しにしてしまいがちです。
一度ジムをやめてしまったものの、「健康や美容のためにもう一度チャレンジしたい」「次はしっかりと習慣付けたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
二の舞にならないためには、まずは最初の数ヶ月間はパーソナルトレーニングで強制的に運動習慣をつけるとよいでしょう。
一般的には2週間で身体の変化が見え始め、3ヶ月で身体の変化が大きくわかると言われています。
3ヶ月間パーソナルジムに通い、身体の変化が実感できれば、パーソナルトレーニングを続けるかセルフジムに切り替えるか検討しましょう。
本気ならパーソナルトレーニングを選ぶべき
この記事では「パーソナルトレーニングがもったいないかどうか」について詳しくご紹介しました。
ダイエットやトレーニングは短期的な視点や目先のコストだけで考えると、結局損をすることになります。
目的や期間をよく考えて上で選択するようにしましょう。