• 2026.03.03 社長コラム

    日本の宝



    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    ジュニアアスリート支援企画を実施しています。

    ◇ジュニアアスリート支援プロジェクト
    アルプロン ジュニアアスリートサポートプロジェクト
    連日、個性的で魅力あふれる子どもたちと面談しています。
    紹介しきれないほどの素晴らしいエピソードがあります。

    今後も、ジュニアアスリートとの面接で感じたことをご紹介していきます。

    今回は、レスリングに励む高校1年生です。

    彼の目標は明確でした。

    「オリンピックで優勝して、両親に喜んでもらい、お世話になった人たちに恩返ししたい」

    いまは親元を離れて生活しているそうです。
    試合前はワクワクする。ほとんど緊張しない。
    負けたら悔しいが、引きずらない。
    明らかにおかしいと思う判定にも一切反論せず、礼儀正しく審判にお礼をして、速やかに去る。

    なぜ、そこまでできるのか。

    理由を聞いて、私はさらに感動しました。

    「オリンピックで金メダルを取ることが最終目標だから、それまでの過程はすべて学びです。負けも過程。改善点が見えるだけ。結果に一喜一憂している場合ではありません。」

    高校1年生とは思えない、立派な考え方です。

    彼は、日本で一番練習すると言われるチームに所属しています。
    その中でも「自分が一番練習している自負がある」と言います。

    だから試合は「練習の答え合わせ」。
    ワクワクしかしない。不安がない。

    では、なぜ審判に文句を言わないのか。

    「自分を育ててくれたレスリングは素晴らしい競技。知らない人にもこの良さを知ってほしい。試合で悪態をつけば、レスリングをしている人の人格まで疑われてしまう。潔い姿で、レスリングのイメージを良くしたい。たくさんの人に応援してもらえる競技にしたい。レスリングに恩返ししたい。」

    そう語りました。

    私は思いました。

    こんな若者が日本にいることが、嬉しい。誇りだ。
    恩返しとは、親だけにするものではない。
    自分を育ててくれた競技にも、社会にも、返すもの。

    この国の未来は、こういう若者がつくる。

    私は高校1年生の頃、人生の目的もなく、ただ楽しく過ごし、いじめられないポジションを確保し、モテることや、そこそこの学校に進学することくらいしか考えていませんでした。今思うと、恥ずかしくなるほどです。

    そもそも、今の自分と比べても、彼のように身口意一致ができているだろうか。
    身勝手な言動で迷惑を受けたことに、必要以上にイライラしてはいなかったか。

    そんなことを反省しました。

    私たち大人は、どうすればもっと彼ら彼女らの背中を押せるでしょうか。
    どうすれば、たくさんの子どもたちが挑戦できる環境をつくれるでしょうか。

    この子たちは日本の宝です。
    大人として、この国の未来のために、応援する土台をつくりたい。

    心から、そう思います。





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