この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
1998年に公開された映画のクライマックスシーンで使われた名セリフです。
当時24歳でコンサルタント会社の社員だった私は、痺れました。
カッコいい、そんな風に自分も言ってみたいものだ、と思いました。
あれからおよそ30年、社長になって26年経つと色々と気づいたことも沢山あります。
私も、時折り社内で部下と意見が合わない時があります。
私の方が現場が見えておらず、判断を変えることもあります。また逆に全社の都合で従ってもらうこともあります。
それはどちらが正しい、正しく無い、良い、悪い、優れている、劣っているという話ではありません。ましてや、意見が合わない相手の性格が悪い、と思うなど論外です。
そもそも、見なければならない場所と時間軸が違うから当然の事です。
現場の最前線にいるメンバーは、今日のお客様、目の前の商品、今起きている問題に、しっかり『現場』に向き合うことが大切です。
とても大切な役割です。
一方、経営者はいつも一緒に目の前だけを見て判断するわけにはいきません。
安岡正篤先生は「経営に必要な思考の三原則」として、
一、長期的に考える。
二、多面的に考える。
三、根本的に考える。
ことの大切さを説かれています。
経営者は、一年後、三年後、十年後を考える役割があります。
売上だけでなく、社員、お客様、取引先、社会、会社全体を多面的に見る。
そして最後に、
「そもそも何のためにやるのか」
「会社にとって本当に大切なことは何なのか」
と根本をもとに判断することが欠かせません。
だから、現場と経営者の意見が違うこと自体は、決して悪いことではありません。
現場は「今」にしっかりと向き合う。
経営者は「全体」と「未来」を見る。
双方がしっかりと理解し、噛み合ってこそ、会社は強くなる。
社員と意見が合わない時こそ、「なぜ分かってくれないんだ」と考えるのではなく、お互いの役割が違うのだと理解する。
そして経営者は現場の声にしっかり耳を傾けながら、長期的、多面的、根本的に考え、最後は責任を持って意思決定する。
それが経営者の心得であると自戒します。
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