この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
連日、個性あふれるアスリートの方々とのU30支援プロジェクトの二次面接をしております。
ある印象に残った27歳男性のお話です。
まず、明るい。コミュニケーション能力も高く話もわかりやすい。
朗らかで、仕事のことも競技のことも、本当に楽しそうに話すのです。
思わず私は、
「なんか、本当に幸せそうですね」
と伝えました。
すると、その方から思いもよらない過去を聞かされました。
「実は以前、適応障害で寝たきりになり、命の危機の一歩手前までいったことがあるんです」
目の前でこんなにも明るく話している姿からは、想像もできませんでした。
その苦しい時期、病院のベッドで自己啓発やメンタルヘルスに関する本を、とにかく読み漁ったそうです。
「自分以上に、その類いの本を読んだ人間はいないと思います」
そう言えるほど読み続けた末に、彼はあることに気づいたと言います。
たくさんの本を読んだけれど、結局、書いてあることは大きく二つしかなかった。
一つ。
やりたいことがあるなら、やればいい。
そして、もう一つ。
やると決めたことを続けていれば、道は開ける。
私はこの話を聞いて、「本当にそうなのかもしれない」と思いました。
なぜなら、その答えが正しいことを証明するように、目の前にいる彼の目が輝いていたからです。
人生を変えるために、難しい答えを探し続ける必要はないのかもしれません。
自分の心が「やりたい」と言っていることをやる。
そして、始めたことを続ける。
やる。そして、続ける。
言葉にすれば、たったこれだけです。
どん底まで行った一人の人間が、たくさんの本を読み、悩み、苦しみ抜いた末に辿り着いた答え。
そして何より、その答えを生きている彼の輝く目。
私はそこに、どんな自己啓発書の言葉よりも説得力を感じました。
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