この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
新聞のコラムで、哲学者の
鷲田清一さんの言葉が心に残りました。
「人間、悩むか、はらはらするか、どちらかはしなければならないのだ。」
子育てについての言葉です。
子供を厳しく育て、自分の思うようにならないと悩む。
反対に、自由にさせれば、「放っておいて、この子は大丈夫だろうか」と、はらはらする。
結局、どちらを選んでも親は心配するのです。
鷲田さんは、極端な放任も、極端に厳しい躾もよくない。その間でどうバランスを取るかが大切だと言います。
そして、最も心に残ったのが、
「子供は教育次第でどうにでもなるという思い込みから自由になるのが先だ」
という言葉でした。
これは経営にも、そのまま当てはまるように思いました。
社員を自分の思う通りに育てようとすれば、「なぜ分かってくれないんだ」「なぜ言った通りにやらないんだ」と悩みます。
かといって、すべてを任せれば、「本当に大丈夫かな」と、はらはらします。
人を育てるというのは、相手を自分の思い通りにすることではないのでしょう。
必要な時には厳しく言う。
しかし、任せるところは任せる。
そして、失敗することも含めて、その人自身が成長していく力を信じる。
考えてみれば、子供も社員も、自分とは違う一人の人間です。
だからこそ、育てようとしすぎない。
信じて、関わる。
悩みながら、はらはらしながら、それでも相手の成長を信じ続ける。
それが、人を育てるということなのだと学びました。
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