• 2026.08.27 社長コラム

    24時間働けますか?

    24時間働けますか?

    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。


    『致知』9月号に掲載されていた、フォーバルの大久保会長のお言葉にビビりました。

    要約すると、

    「経営者には、社員を守り抜く覚悟と、人間性を高め続ける努力が必要である」

    というお話です。

    大久保氏は、孫正義氏とともに、50代だった稲盛和夫氏や盛田昭夫氏らが参加する、10名ほどの経営者勉強会に加わったそうです。

    そこで稲盛氏から、

    経営者は24時間働くんだ。社員を絶対に路頭に迷わせない自信があるのか。その自信もないのに遊ぶのか。そんな覚悟なら会社なんて辞めてしまえ!」

    と厳しく叱られ、経営者とはそこまでの覚悟が必要なのかと、大きな衝撃を受けたといいます。

    同時に、

    「心を高める」
    「人間として正しいことを追求する」
    「誰にも負けない努力をする」

    という稲盛氏の人間学に触れ、経営とは単に会社を成長させることではなく、経営者自身が人間性を磨き続けることでもあると学ばれました。

    一言で凝縮すると、

    「社員の人生を背負う覚悟と、自らの心を高め続けること。それが経営者の責任である」

    という話でした。

    まず意外だったのは、孫正義さんが稲盛和夫さんから学んでおられたということです。

    孫さんは、考えておられるスケールがあまりにも大きく、金融や投資を駆使して世界を相手に勝負する経営者というイメージを、私は勝手に持っていました。

    事実がどうかは分かりませんが、「利他の心」や「人間として何が正しいか」を繰り返し説かれた稲盛さんから、孫さんも若い頃に学んでおられたことは、とても意外でした。

    そしてもう一つ。

    経営者は24時間働くんだ

    この言葉には、正直ビビりました。

    24時間、寝る時間もなく働くなんて、ちょっと言い過ぎじゃないか。僕には無理だと思ってしまいました。

    昔、「24時間戦えますか?」というリゲインのCMがありました。

    私の前職も、まさにそんな企業文化の会社でした。

    私も若い頃は猛烈に働きましたが、さすがに体がもたず、こっそり昼間に自宅へ戻って寝ていたこともあります。たまに徹夜をすることはできても、寝ない生活をずっと続けることはできません。

    では、稲盛さんの言う「24時間働く」とは、本当に24時間寝ずに働くという意味なのでしょうか。

    私は、そうではないと解釈します。
    大切なのは時間ではなく、覚悟なのではないでしょうか。

    会社が苦しい時も、社員が困っている時も、経営者だけがそこから逃げることはできない。

    社員とその家族の生活を背負い、何があっても会社を守り抜く。会社を成長させる。

    その責任からは、24時間逃げない。
    そういう意味での「24時間働く」なのだと、私は受け取りました。





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