この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
『致知』9月号に掲載されていた、
フォーバルの大久保会長のお言葉にビビりました。
要約すると、
「経営者には、社員を守り抜く覚悟と、人間性を高め続ける努力が必要である」
というお話です。
大久保氏は、孫正義氏とともに、50代だった
稲盛和夫氏や盛田昭夫氏らが参加する、10名ほどの経営者勉強会に加わったそうです。
そこで稲盛氏から、
「
経営者は24時間働くんだ。社員を絶対に路頭に迷わせない自信があるのか。その自信もないのに遊ぶのか。そんな覚悟なら会社なんて辞めてしまえ!」
と厳しく叱られ、経営者とはそこまでの覚悟が必要なのかと、大きな衝撃を受けたといいます。
同時に、
「心を高める」
「人間として正しいことを追求する」
「誰にも負けない努力をする」
という稲盛氏の人間学に触れ、経営とは単に会社を成長させることではなく、経営者自身が人間性を磨き続けることでもあると学ばれました。
一言で凝縮すると、
「社員の人生を背負う覚悟と、自らの心を高め続けること。それが経営者の責任である」
という話でした。
まず意外だったのは、孫正義さんが稲盛和夫さんから学んでおられたということです。
孫さんは、考えておられるスケールがあまりにも大きく、金融や投資を駆使して世界を相手に勝負する経営者というイメージを、私は勝手に持っていました。
事実がどうかは分かりませんが、「利他の心」や「人間として何が正しいか」を繰り返し説かれた稲盛さんから、孫さんも若い頃に学んでおられたことは、とても意外でした。
そしてもう一つ。
「
経営者は24時間働くんだ」
この言葉には、正直ビビりました。
24時間、寝る時間もなく働くなんて、ちょっと言い過ぎじゃないか。僕には無理だと思ってしまいました。
昔、「24時間戦えますか?」というリゲインのCMがありました。
私の前職も、まさにそんな企業文化の会社でした。
私も若い頃は猛烈に働きましたが、さすがに体がもたず、こっそり昼間に自宅へ戻って寝ていたこともあります。たまに徹夜をすることはできても、寝ない生活をずっと続けることはできません。
では、稲盛さんの言う「24時間働く」とは、本当に24時間寝ずに働くという意味なのでしょうか。
私は、そうではないと解釈します。
大切なのは時間ではなく、覚悟なのではないでしょうか。
会社が苦しい時も、社員が困っている時も、経営者だけがそこから逃げることはできない。
社員とその家族の生活を背負い、何があっても会社を守り抜く。会社を成長させる。
その責任からは、24時間逃げない。
そういう意味での
「24時間働く」なのだと、私は受け取りました。
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