この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
先日、経営者の仲間たちと「責任を取るとは何か」について議論しました。
経営者にとって、責任を取るとは何なのでしょうか。
社長を退任することなのか。
給料を減額することなのか。
あるいは社内外に向かって、「すべて私の責任です。申し訳ございませんでした。再発防止に努めます」と頭を下げることなのか。
そう問われると、私自身もそれくらいしか思い浮かびませんでした。
一方で、私は以前から「責任を取って辞めます」という言葉には違和感があります。
例えば、借金や大きな課題を残したまま辞める。後継者もいないのに、自分だけがその場を去る。それは場合によっては、責任を取るどころか、むしろ無責任ではないかと思うのです。
そんな議論の中で、パナソニックで人材教育に携わっていたコンサルタントの吉森さんが
「『責任を取る』ではなく、『責任を果たす』と考える。そうすれば、おのずとやるべきことが見えてくる」
と話されました。
「ああ、なるほど」
思わず、みんなが唸りました。
確かに「責任を取る」と考えると、辞める、減給する、謝罪するといった、過去に対する「けじめ」に意識が向きがちです。
しかし、「自分はどう責任を果たすのか」と考えると、視線は未来に向かいます。
問題を解決する。
再発を防ぐ。
会社を立て直す。
後継者を育てる。
そして、最後まで自分の役割を全うする。
大切なのは、「辞めたから責任を取った」ではなく、この状況で、自分が果たすべき責任とは何なのかを考え抜くことなのだと思います。
「責任を取る」から、「責任を果たす」へ。
たった一言の違いですが、経営者としての行動が大きく変わる、とても深い言葉だと感じました。
今日も学びに感謝します。
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