この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
あなたは、厳しい先生と優しい先生、どちらに教わりたいですか?
私は小学生の頃、同級生30人のみ、六年間ずっと1クラスしかない島根県木次町立寺領小学校に通っていました。
その中で、三年間担任をしてくださったのが、とても厳しいことで有名な毛利悦子先生でした。広島の武将 毛利一族の末裔との事です。
三年生の始業式。
「今年も毛利先生だ」と分かった瞬間、クラスの何人かが落胆の声を上げました。
正直に言うと、私も同じでした。
また毛利先生か……。
できれば違う先生にも教わりたい。そう思っていました。
当時は、何度もゲンコツをもらいました。
怖いし、嫌だなと思うことも正直ありました。
さらに先生は、満州から命からがら家族と逃げ帰ったご自身の体験を語り、
戦争の怖さも私たちに強く伝えてくださいました。当時は、その話が怖くて嫌でした。
しかし、卒業して同級生と会うと、みんなニコニコしながら当時の話をします。
そして必ず、毛利先生のエピソードで盛り上がるのです。
為せば成る 為さねば成らぬ
何事も 成らぬは人の 為さぬなり
三年間、毎日のように唱えさせられたこの言葉は、今でも私の心に深く刻まれています。
振り返ると、三年間、同じ厳しい先生が一貫して教えてくださったことは、確実に自分の糧になっています。
毛利先生は、もうすぐ90才になられる今でも生の戦争の残酷さ、平和の大切さを日本や世界のために伝える活動を継続されています。
もしあの時、優しいだけの先生だったら——
いずれにしても、今の自分は全く違う人間になっていたと思います。
今となっては、ご縁にひたすら感謝致します。
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