致知出版・徳望塾で、浦田理恵さんのお話を聴きました。
人生を支えた「家族の言葉」が、強く心に残りました。
目が見えなくても
教師になる夢を持つ女子大生だった浦田さんは、
ある日「網膜色素変性症」と診断され、徐々に視力を失っていきます。
将来を思い描いていた21歳を過ぎたころの出来事でした。
その病状を知り、ご両親は泣き続けられたそうです。
そして、その後にお母さまがかけた言葉があります。
「目が見えなくても、できることを一緒に探そう」
そして、お父様はこう言われたそうです。
「熊本の実家で暮らすより、いつでも助けに行くから、福岡で自立して生きていく挑戦をしなさい」
浦田さんは、これこそが「真の優しさ」だったと語られました。
その後、彼女は自立して生きていくために点字の勉強や、杖を使って歩くなどの訓練をされます。
さらには、元々運動音痴だったとのことですが、ゴールボールというスポーツにおいてパラリンピックでメダルを獲得されるまでになられました。
優しさと甘さは違う。
前に進むために、背中を押してあげるのが優しさ。
現実や挑戦から逃げたい、留まりたいという気持ちをそのまま肯定してしまうのが甘さ。
何とも立派な考え方だと思いました。
私はこの話を聞きながら、涙が出ていました。
私にも、溺愛している高校二年生の娘がいます。
もし同じ立場になったとき、果たして自分はこんな言葉をかけられるだろうか。
正直、かなり難しいと思います。
確かに、娘は私たち親よりも長く生きていく。
自立して生きていけるように育てるのは、親の責任でもあります。
そう考えると、なんと立派で、思慮深いお父様だろうか。
その考えに賛同されたお母様も、また素晴らしい。
同時に、自分自身を振り返りました。
私の中にも、
優しさではなく「甘さ」が顔を出す瞬間があります。
自分に対して妥協しない。
自分に甘くならない。
それができて初めて、
子育てにおいても、社員への向き合い方においても、
真の優しさが表れてくるのだと思います。
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