この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
島根が誇る英雄、山中鹿之助。
名言があります。
「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」
普通なら「苦しみを取り除いてほしい」と願うのが人間です。
しかし鹿之助は逆でした。
⸻
七難八苦を“求めた”理由
「どうか私に、七つの困難と八つの苦しみを与えてください」
その真意は、苦難こそが己を鍛え、大願を果たす力になる という信念です。
尼子氏が毛利に滅ぼされ、家は失われ、仲間も散った。
絶望の中でも鹿之助は、
「自分にはまだ果たす役目がある」
そう言い聞かせ、倒れても、倒れても立ち上がりました。秀吉にも助けを求めて、漢ぶりを高く評価されました。
ぜひ家臣にしたいと言われましたが、尼子の再興に命を捧げると辞退したことも有名です。
逆境を避けるのではなく、忠義のため
むしろ逆境に向かっていく強靭な心。
これは私が大切にしている
「使命がある限り、人は倒れない」
という思想と深く重なります。
⸻
子どもの私は理解できなかった
小学生の頃、この名言に出会った時、意味は頭で分かっても、腹落ちはしませんでした。
「なんで困難を求めるのか…?」
どうにも不思議で、ただただ“すごい人だ”としか思えなかったのを覚えています。
しかし今、歳を重ね、仕事で修羅場を経験し、挑戦の壁を何度も越えてきた今なら分かります。
若い頃の苦労は、必ず人生の糧になる。
その胆力こそが、前へ進む力になる。
私だって困難を本来歓迎しているわけではありません!
しかし、もし
自分の部隊の大将が、毎晩月に向かって「敵が攻めてきませんように。どうか悪いことがおきませんように。」などと祈っていたら、部下はどう思うでしょうか?
これはきっと鹿之助の「負けないぞ」「自分は折れない」という、
自らと周囲を鼓舞するための言葉だったのでしょう。
総合的に考え、一周まわってみてもやはり立派な人です。
⸻
不思議なご縁
そして今、私はご縁あって——
山中鹿之助の末裔・山中 健盟さんと一緒に仕事をしています。
これは本当にありがたいご縁です。
鹿之助の名言を胸に、私もこうありたいと思います。
七難でも、八苦でも、楽しみ、糧にする。
そんな格言を、いつか私自身も胸を張って世に残せるよう精進していきます。
ご縁に心から感謝します。
◇U30アスリート支援プロジェクト
https://alpron.co.jp/AthleteSupport/
◇公式オンラインショップ
https://shop.alpron.co.jp/
◇120歳までアクティブに活きる未来を創る「読むプロテイン」
https://shop.alpron.co.jp/blogs/read-protein