この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
先日、とても尊敬する日本を代表する会社で、著名な社長さんと副社長さん、私の3人で会食させていただきました。
本当に有難い薫陶を賜り、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
お二人がタクシーで帰られるというので、私はお見送りをしようとしたところ、「いや、先にどうぞ」と促されました。
「いえいえ、私は電車で帰りますので」とお断りすると、「タクシーチケットを出すから、乗って帰りなさい」と。
何度かやりとりを重ねた末、断るのも失礼だと感じ、ありがたくタクシーに乗せていただきました。
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人格者の礼節
翌朝。
たまたま6時から早朝ミーティング、続けて8時からもう1件。
それが終わったのが9時29分。
大阪に行く予定があり、新幹線には13時に乗れば間に合う。
その瞬間、「今しかない」と思いました。
昨日のお礼を、直接伝えに伺おうと。
もしお二人がご不在でも構わない。
昨夜いただいた「宿題」――お困りごとに対して私ができる事、を部下の方と直接お会いして詰め、
その報告と感謝を伝えることが、今の私にできるベストな誠意だと感じたのです。
電話してみると、幸いにも部下の方が快く面談を受けてくださり、
最終的に社長さん、副社長さんとも再びお話しすることができました。
そして帰り際。
なんと、社長、副社長含めて4名様が会社の玄関まで見送り頂きました。
私は5メートルほど歩き、振り返ると――まだお二人がこちらを見て、お辞儀をされている。
こちらも慌てて頭を下げる。
さらに10メートル歩き、もう一度振り返る。
まだ、見送って頂き、また頭を下げてくださる。
最後、30メートルほど進み、角を曲がる直前に振り返ると――
やはり、まだそこにいらっしゃった。
最敬礼をして、その場を離れました。
胸がドクドクと高鳴り、思わず震えました。
──「あー、振り返ってみて良かった」と。
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先輩の薫陶
30年前。
前職の大先輩・吉田さんにこう教わりました。
「どんな時も、念のため最後まで振り返れ。怖いことに大物経営者で稀に格下にもそうやって見送る人がいるんだよ。」
当時 若く世間知らずな私は、変な、面倒な人もいるんだな、、
と思いました。気を付けるようにはしていましたが、そのアドバイスがここで活きるとは、、
まさか、それがあのお方がなさるとは、、、、
今、私が思うに
「昨日の食事も、今日の訪問も、私が付き合うに値する人間か、人に紹介しても大丈夫な人物なのか」
を見定められた様に思いました。
実は、面談中に着信も何件かあり、気にしていたので、お別れしてからすぐに着歴を確認したりしようか、と思いつつ。
振り返ると、お見送り頂いていた。
良かったー。。
吉田さん、ありがとうございました!
大感謝。
私は、これから色々な方をご紹介頂けるかもしれません。
この一連の出来事で、私の人生は大きく変わったと確信しています。
もしも、私がまだ見送られている事に気づかず、電話していたら。。と思うとゾッとします。
今後私がそのお方をお見送りする場合にも同じようにします。
皆様も、いつ、そんな事があるか分かりません。ぜひ、ご参考になさってください。
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