• 2025.08.08 社長コラム

    指導の常識も変わってきた

    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    高校野球が変わってきています。
    週休2日、ノーサイン野球、選手との合議制。近年は、練習のタイムパフォーマンスを重視する。
    そんな言葉が、甲子園を目指す強いチームでも当たり前になりつつある。

    私は先日の日経新聞の記事を読んで、自然と自分の学生時代の部活を思い出しました。



    恥ずかしながら、私も当時は「一生懸命やっているフリ」をしていたことがあります。

    「あと3時間あるから、今は少し力を抜いておかないと体力が持たないぞ」
    「バレないように、怒られないように」

    そんなふうに “練習に集中すること” よりも、“その場をどう乗り切るか” に意識が向いていたことがありました。

    指導者からの一方的な指示をこなすことが目的になっていて、評価されるためにどう
    見せるかを意識していたように思います。

    そこに自分の意思や、主体的な課題意識は、ほとんどなかったように思います。



    そんな私からすると、今の高校球児たちの姿は、本当にまぶしい。

    限られた時間で、自分の課題を見つめ、自ら練習に取り組む。
    試合中も、監督のサインを待たずに判断し、行動し、振り返る。

    「自分で決めたことだから、ミスしても悔いがある。その分、自主的に練習したくなる」
    という指導者の言葉に、私は大きな可能性を感じました。



    これはまさに、現代の経営にも求められる “自走型人材” そのものです。

    指示を待つのではなく、
    課題を見つけ、自分で決めて、動き、そして振り返る。

    不確実性と変化が大きなこの時代に、全て経営者が性格な指示を出すことは不可能です。

    そのサイクルをまわす力こそ、これからの時代に強い組織をつくる根本だと私は思います。



    大切なのは、「教えること」ではなく、「問うこと」なのかもしれません。
    「なぜその行動を選んだのか?」
    「どうすれば次はもっと良くなると思うか?」

    問いかけることで、考える力が磨かれる。
    そして、思考力は判断力と行動力に変わっていく。



    私達世代は「右向け右」の時代から脱皮しなければならないと改めて学びました。




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