この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
最近、よく耳にする意見があります。
「これからの時代はサッカー型マネジメントだ。野球型は古い」と。
たしかに、サッカー型のマネジメントとは、
社員がそれぞれ自由に動きながら、状況に応じて連携し、
チーム全体でゴール(成果)を取りに行くスタイルです。
一方、野球型はポジションが明確で、役割分担と正確なプレーを重視するスタイル。
私は野球型🟰縦の型、
サッカー型🟰横の型
とも解釈しています。
それぞれに有益性があります。
私は25年の社長業からの経験から、企業のステージや役割によってマネジメントの型を変えるべき、と学びました。
15年前、生産を自社でやらないファブレスメーカーだった社員5人程度の時は、サッカー型が面白いほどハマりました。
しかし、島根工場を自社で保有して製造部門が20名→30名→50名と増えていくと、サッカー型の弊害が出てきました。
そこで全社ごと野球型のルール、責任権限を明確にする縦の型にしました。
しばらく上手く行ったように思いましたが、営業やマーケティングという攻めのチームには、柔軟さやアクティブ感、スピード感に不満が出てきました。
そこで、営業はサッカー型にまた変えるようにしました。
私は、「野球型が古い」とは思いません。
むしろ、両者の良さを理解し、場面に応じて使い分けることこそが、強い組織をつくる鍵だと思っています。
製造や品質管理の現場では、野球型が最も機能します。
ミスのない工程、正確な作業、一人ひとりの責任の明確さ。
お客様に安全で信頼できる商品を届けるためには、
野球のように現場監督のもと、一つ一つのプレイを丁寧に積み重ねる姿勢が欠かせません。
この「縦の型」が会社の信用をつくるのです。
一方で、開発や営業、マーケティングはサッカー型。
市場が変化する中で、素早く判断し、仲間とパスをつなぎながら攻める。
顧客の声を聞き、柔軟に戦術を変えながらゴールを狙う。ギリギリまで攻める。
時にはファールやイエローカードももらってしまうことがある。※コンプライアンスは徹底の上ですが。。
つまり、チーム全体の連携が勝敗を分けます。
これが「横の型」です。
経営とは、この守りと攻めのバランスをどう取るかに尽きます。
どちらか一方を「時代遅れ」と切り捨てた瞬間に、組織のバランスは崩れます。
野球型の誠実さの上に、サッカー型の創造性が生きる。
その調和こそが、会社を強く、美しく動かす力になるのです。
守りながら、攻め続ける。
品質を守り、挑戦を止めない。
これが、私たちアルプロンの型です。
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