• 2026.09.14 社長コラム

    勝つためのチームのあり方



    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。


    サッカー元日本代表監督の岡田武史さんから、組織づくりについて大変興味深いことを教えていただきました。

    「最近、わかってきたことがある。日本人の場合、一体感を強くすれば勝てる、というものではない」

    ましてや、一体感をつくること自体が目的になってしまうと、かえって組織が弱くなる場合もあると言います。

    例えば、関係を良くしようと飲み会を頻繁に開く。それによって仲良くなることはできます。しかし、本来目指すべき共通の目的よりも「みんな仲良く」が優先されてしまえば、本末転倒です。

    もちろん、共通の目的を追う上で、一体感はないよりあった方がいい。

    しかし岡田監督がさまざまな経験を経てたどり着いたのは、日本人にはもともと横のつながりや協調性が生まれやすい一方で、「個が主体的になること」が苦手なのではないか、ということでした。

    確かに日本には「出る杭は打たれる」という言葉があります。

    自分の意見を強く主張すると、「出しゃばったかな」と引いてしまう。周囲との調和を大切にする謙虚さは、日本人の素晴らしいところです。

    しかし、強い組織をつくるには、それだけでは足りない。

    一人ひとりが自分の頭で考え、自分の意見を持ち、主体的に行動する。たとえ時には意見が対立したとしても、共通の目的のために「私はこう思う」と主張する。

    そして互いの違いを認めながら、より良い答えをつくっていく。

    仲が良いから一体になるのではない。
    同じ目的に向かって、それぞれの「個」が立つから、結果として一体になる。


    これこそが「真の協働」なのだと思いました。

    会社も同じです。

    社長の顔色を見て意見を合わせる組織ではなく、社員一人ひとりが「会社を良くするために私はこう思います」と堂々と言える組織にする。

    調和は大切にする。しかし、同調は求めない。

    個が立ち、個がぶつかり、そして目的によって一つになる。

    そんな強い組織をつくっていきます。





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