この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
私には、自覚している弱点、そして啓発ポイントがあります。
それは、「口数を減らす」ことです。
「沈黙は金なり」という言葉があります。
私は幼少期から自己主張が強く、もっと言えば、黙っていられない性格でした。
自分の意見を言わずにはいられない。
さらに、20代で会社を創業し、創業社長として生きてきました。
自分で仕事を取らなければならない。
自分で周りを動かさなければならない。
会社を存続させるためには、自分から動き、発言しなければならない。
そういう環境の中で、
「思ったら行動。思ったら発言」
が当たり前になりました。
忖度せず、いいものはいい、悪いものは悪いと言う。
これは私の強みでもありますが、一方で、20代から社長になり、上司がいない環境で過ごしてきたことの裏返しでもあると思います。
本当の意味で私を諭し、教育してくれる人がいないまま、今日まで走り続けてきました。
そんな私が先日、
茶道の師範である舟越宗英先生から、とても大切なことを教えていただきました。
「沈黙とは、ただ黙っていればいいということではない」
では、沈黙とは何なのか。
耳を澄まして、聞くこと。
茶室では、お茶を点てる音、水の音、畳を歩く音など、一つひとつの音に耳を澄ませます。
聞くことに集中していると、人は自然と喋らなくなる。
つまり、
「喋らないようにする」のではなく、「聞くことに集中する」。
すると結果として、沈黙が生まれるのです。
これは私にとって、まさに目から鱗でした。
しかも、一石二鳥です。
一つは、私の課題である「口数を減らす」こと。
もう一つは、もう一つの課題である「相手の話をよく聞く」こと。
口数を減らそうと我慢する必要はありません。
ただ、目の前の人の言葉に耳を澄ませる。
何を伝えようとしているのか。
その言葉の奥に、どんな思いがあるのか。
そこに意識を集中すれば、自分が喋る時間はおのずと減っていきます。
沈黙とは、喋らないことではない。
相手の声に、耳を澄ますことである。
これから私は、
「黙ろう」とするのではなく、「聞こう」とします。
人の話を最後まで聞く。
言葉だけでなく、その奥にある思いまで聞く。
私にとっての沈黙の修行は、ここから始まります。
素晴らしい教えをいただいた舟越宗英先生に、心より感謝します。
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