この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
私は最近、経営者として大きく考え方が変わったことがあります。
私は
創業26年目の経営者です。
ゼロから会社を立ち上げ、幾度となく困難や危機を乗り越えてきました。その経験があるからこそ、どこかで「創業社長とサラリーマンでは、責任の重さも覚悟も100倍、1000倍違う」と思っていました。
「俺の26年間の苦労や修羅場は、お前には分からない。」
「分かってもらおうとも思わない。」
そんな気持ちが、心のどこかにありました。
もっと本質的に言えば、私は若い社員や、自分より経験の浅い人たちを、どこかで見くびっていたのだと思います。
しかし、その考えを根底から覆される出来事がありました。
後継者育成塾で、同じグループの仲間が、自らの苦悩を涙ながらに語ってくれたのです。
彼は創業社長の息子として生まれました。しかし次男という立場で、会社は経営難から他社の傘下に入り、お父様は社長を退任。お兄様がナンバー2となり、彼はナンバー3という立場になりました。
会社を良くしたいという強い思いがある。それでも、「お前にはまだ無理だ」「任せられない」と言われ続ける。
信じてもらえない。
挑戦させてもらえない。
その苦しさを、彼は涙を流しながら話してくれました。
私はその姿を見て、自分の涙も止まりませんでした。
そして、気づいたのです。
若い人の情熱やエネルギーを信じず、挑戦の機会を奪ってしまう経営者は、会社の未来まで奪ってしまうのではないか、と。
経験は確かに大切です。
しかし、経験だけでは未来はつくれません。
未来を切り拓くのは、若い世代の情熱であり、挑戦する勇気です。
経営者の役割は、その火を消すことではなく、大きく燃え上がるように支えることなのだと思います。若い人のやる気を削ぐなど、経営者失格でした。
今回の学びを通じて、私は深く反省しました。
これからは、若い人たちの情熱を信じます。
失敗を恐れず挑戦できる環境をつくります。
そして、一人ひとりが持つ可能性を引き出せる経営者であります。
会社の未来は、
若い力を信じ、任せる勇気から始まると、私は信じています。
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