この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
コンサルタント会社の新人の頃、私は「何かうちでできそうな仕事は無いですかね?」というご用聞き営業スタイルを先輩から叱られました
お悩み事を聞いて、課題を解決提案をしろ、と言われていました。人生経験の浅い私にはなかなか難しい事でした。
「仕事をください。」 そう言って待つ人と、
「ぜひお願いします」 と声を掛けられる人。
その違いは何でしょうか。
二宮尊徳(金次郎)に、その答えを教えてくれる有名な逸話があります。
家が貧しく、自分の鍬(くわ)が壊れてしまった金次郎は、隣の家へ鍬を借りに行きました。しかし隣の人は、「今ちょうど使っているから、終わったら貸してあげる」と言います。
普通なら、終わるまで待つか、一度帰るでしょう。
ところが金次郎は違いました。
「それなら早く終わるように」と、その場で隣の人の畑仕事を手伝い始めたのです。
そのおかげで仕事は早く終わり、隣の人は喜んで鍬を貸してくれました。
私は、この話の本質は「鍬を借りられたこと」ではないと思います。
相手が困っていること、手間のかかること、面倒なことを見つけたら、頼まれる前に自ら動く。
待つのではなく、価値を生み出す。
その姿勢が信頼を生み、「ぜひ、この人にお願いしたい」と言われる存在になるのです。
仕事も同じです。
「仕事をください」と言う前に、目の前の誰かの仕事を楽にできないか、早く終わらせられないかを考える。
人が嫌がることを引き受け、人の役に立ち続ける。
その積み重ねが、仕事を”もらう人”ではなく、仕事を”お願いされる人”をつくるのだと思います。
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