• 2025.12.21 社長コラム

    焼肉事件



    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    先日、家族で焼肉を食べに行きました。
    幸せな時間でした。

    食べ始めてしばらくすると、網の上に何もなくなりました。
    娘の目の前のお皿には、生のお肉が残っていました。
    基本、せっかちな私は全く自然体で、
    「そこの肉、サッサと網に乗せて」
    と、言いました。

    すると、高校生の娘が、少し間をおいて言いました。

    「パパ、今の言い方、モラハラ的だよ」

    正直、私は一瞬、困惑しました。
    「え? 何が、、この程度で、モラハラ!?」
    と発言しました。
    そんなつもりはまったくないのに……。
    そう思ったのが、本音です。
    全く、今時の間は、ナイーブ過ぎるなー、
    俺が若い頃なんて、、、
    などと考えても巡りましたが、、

    しかし、その場で、冷静になって考えました。
    今時の子、娘からみたら事実、そう感じたわけです。

    命令口調。不躾。
    相手の状況や気持ちを考えない言い方。
    急かす言葉。

    自分では「大したことのない一言」のつもりでも、受け取る側にとっては、十分に圧になる。

    そして、ふと思いました。
    会社には、私より若い人が9割以上の現実。

    私は、会社でも普段からこういう言い方をしている。
    家庭でやっていることは、
    きっと会社でも、無意識にやっている。

    もし娘が「モラハラ的」と感じたなら、
    社員の中にも、同じように感じている人がいてもおかしくない。
    どの様にしたら、娘が自発的に、肉を焼いてくれるような素敵な女性になるだろうか?
    と、
    そこまで、考えての発言なら受け止め方も変わっていただろう。

    古典『大学』には、こうあります。

    修身・斉家・治国・平天下。

    まず自分を修め、
    次に家族を整え、
    それができてはじめて組織や社会を治めることができる。

    娘や妻から尊敬されない男が、
    どうして社員から信頼され、頼られる存在になれるだろうか。。

    会社でのマネジメントは、ある意味「技術」です。さらにポジションがあるから、言うことを聞いてくれることもある。

    しかし、人間としてはどうなのか?

    私は、焼肉屋での一言から、自分の未熟さ、不足している点を認識できました。

    娘は、率直にはっきり言ってくれた。
    それは、私にとって有り難い指摘だったと思います。

    人として、どう振る舞うか。

    その積み重ねが、
    会社の空気をつくり、
    組織の信頼をつくっていく。

    私は、また一歩、修身に向き合っていきます。





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