この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
4年コンサルタント会社に勤めて、25年間、経営をやっていて糧となった失敗があります。
新卒で入社したての当時は、自分を認めてもらいたくて必死でした。
覚えたての専門用語や、英語を多用する方がカッコよく、優秀な営業だと思われて仕事も獲得できると、思っていました。
商談のとき、
「バリエーションアップのため、スコープを定め、ピボットし、プロトタイプでのテストマーケをして、トラクションをみながら、リード獲得すべきだと思います。」
等と、プレゼンし、叩き上げの社長さんから、
「あんたの説明は英語ばかりで全く分からない。イライラする」と怒られショックでした。
お客様は何を言っているか分からない。
不愉快にするだけ。面談は打ち切られ、二度と会ってももらえませんでした。
そもそも
「新しい市場を開拓するため、試作品を出して反応見ましょう。」
と、言えば良かったのです笑
スコープ → 範囲
ピボット → 方向転換
プロトタイプ → 試作品
トラクション → 反応
リード → 見込み顧客
落ち込んで、先輩に報告したら下記の格言を教えもらいました。
一流は、難しいことを「分かりやすく簡単に」伝える
二流は、難しいことを「難しいまま」伝える
三流は、簡単なことを「むしろ難しく」伝える
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■ 一流は、難しいことを「分かりやすく簡単に」伝える
一流の人は、どんなに複雑な話でも
“相手が理解できる言葉”に翻訳して伝えます。
• 短い
• シンプル
• 翻訳する
• 相手の理解がゴール
• 例え話、有名な格言に置き換え
だから伝わる。
だから人が動く。
だから信頼される。
本質を掴んでいるから
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■ 二流は、難しいことを「難しいまま」伝える
二流は、理解しているつもりでも、
相手視点が抜けています。
• 専門用語のまま
• 抽象的なまま
• 長く説明する
• 結局、伝わらない
「自分は分かっている」
「これで十分伝わるはず」
難しいまま届けてしまう原因です。
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■ 三流は、簡単なことを「むしろ難しく」伝える
三流は、自分の頭の良さ、有能さをアピールすることを優先する。
だから──
論点がズレる。
話が長い。
余計に複雑になる。
英語、横文字を多用する
会議を迷わせる典型です。
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■ この3つの差は「能力」ではなく“姿勢”
一流と二流と三流。
差を生むのは、頭の良さではありません。
● 一流:相手のために話す
● 二流:自分が分かればいい
● 三流:自分が優秀だとアピールしたい
つまり、
言葉は「人間力」の鏡。
誠実さ、謙虚さ、がそのまま言葉に表れます。
もちろん専門家同士なら、共通言語で会話がスムーズなこともあります。
30年前のことですが私は、それ以来なるべく相手の表情や反応をみて、使う言葉を選ぶようになりました。
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