• 2020.03.31 ニュース

    令和元年度島根発ヘルスケアビジネス事業化補助金事業による
    雲南市をフィールドとしたタンパク質訴求効果を高める普及マテリアルの開発を完了

    雲南市をフィールドとしたタンパク質訴求効果を高める普及マテリアルの開発


                          株式会社アルプロン
                          相澤宏一、高橋優太、品川明穂、多根和宏、坂本雅俊

     株式会社アルプロンは、「からだ作り」の主要栄養素であるタンパク質のサプリメント(以下、プロテイン)の製造・販売を主事業としている。現プロテインユーザーはアスリートや筋トレ愛好者が中心だが、昨今の社会動向から今後はシニア層へとユーザー拡大を図ることがフレイル対策にもビジネスチャンスにもなりうると考えている。しかし、シニア層のプロテイン摂取ニーズは不明である上、低栄養改善につながる栄養・食行動促進のエビデンスも存在しておらず、販路を見出す上での障壁となっている。
     こうした現状を踏まえ、本事業では、直接的なプロテイン供給を目指すのではなく、地域在住高齢者の栄養・食行動の改善につながるアプローチの具体的な手掛かりを得ることを一義的な目的とする。
     具体的には、雲南市の高齢者の中でメインターゲットを選定し、そのターゲットを対象にインタビューを行い、その結果を用いてマーケティング・ミックスに基づく戦略を決定し、メッセージ・マテリアルを作成すること、そして小規模での聞き取り調査を行いながらマテリアルの完成度を高めていくこととした。
     なお本事業は、島根県商工労働部産業振興課が主管している「島根発ヘルスケアビジネス事業化補助金」へ申請、採択を受け、(公財)しまね産業振興財団、雲南市健康福祉部(健康づくり政策課、雲南市身体教育医学研究所うんなん)、雲南市産業振興センター、(株)光プロジェクトと共同で実施したものである