• 2026.03.11 社長コラム

    矢印を自分に向ける時、人は覚醒する



    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    私たちがスポンサーとして応援している、元Jリーガーであり、現ビーチサッカー日本代表の上里選手のお話です。

    すれ違い

    Jリーガー時代の彼は、若くて負けず嫌い。
    ラフプレーをされればやり返す。
    不満があればぶつける。
    ついには監督批判をSNSに投稿し、大炎上。
    その結果、チームをクビになります。
    監督批判で炎上したことで日本のどのクラブからも声がかからない。

    それでも彼は、「自分にはサッカーしかない」、と継続できる場所を探します。

    ようやく海外、オーストリアでチャンスをもらいます。
    「心を入れ替えよう。真摯に向き合おう」
    日本ではやっていなかった自主練も始めました。
    チーム練習後も、ひとりグラウンドで自主練をする。

    ところが――

    なぜか試合で使ってもらえない。

    理由は意外でした。
    なんと監督は怒っていたのです。

    「自分の組んだ練習メニューを全力でやらず、勝手な練習をしている」
    それを知り、彼は愕然とします。

    日本では傲慢さで追放された。
    今度は真摯さのつもりが、誤解された。

    「なぜだ?」
    「心を入れ替えて謙虚に練習をやっていたのに、、」
    もの凄い葛藤と憤りを感じたと言います。

    ここで、矢印を外に向け続けていたら、彼のキャリアは終わっていたと思います。

    しかし彼は、ある大きな学びに気づきます。

    ⸻

    矢印の向き

    相手には相手なりの論理がある。
    立場がある。
    正義がある。

    「相手がおかしい」と怒り、矢印を外に向けているうちは、チャンスそのものを失う。
    プロとして、使ってさえもらえない。

    彼は矢印を自分に向けました。

    ・監督の意図を理解しようとした
    ・まずチーム練習をこれまで以上にやり切るようにした
    ・自分の行動がどう見えているかを考えた

    すると、不思議なことが起きます。

    プレーの集中力が上がった。
    瞬間の判断が早くなった。
    怒りにエネルギーを奪われなくなった。

    「自分の正義感でムカついている時、仕返しする等の事に気が散り、役割に100%集中できていなかった。その為一瞬出遅れパフォーマンスも落ちていた。プロとしては、怒りより成果を上げることに集中すべきだ。」

    そう気づいたのです。
    その後、試合で使ってもらい、大活躍します。
    また選手としての光を取り戻したのです。

    ⸻

    そして今

    彼は言います。

    今、若い選手を見ていて確信しています。

    伸びる選手は、矢印を自分に向けられる。
    伸び悩む選手は、矢印が常に外を向いている。。。

    相手がどう思うかは、100%相手の権利。
    それをコントロールすることはできない。
    だからこそ、直すべきは直す。
    受け入れるしかないことは受け入れる。
    その出来事を「成長の材料」として感謝する。
    この姿勢が、人を覚醒させるのだと思います。


    謙虚さ、素直さは、アスリートにもビジネスパーソンにも共通して必要な素養だと改めて思いました。

    矢印を自分に向ける時、人は覚醒する。


    次の動画は、上里選手との対談動画です。
    今回のコラムの話は出ていませんが、ぜひご覧ください。




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