この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
先日、治心会の岡本代表から、この言葉を教えていただきました。
「ワガママではなく、我がままに」
経営者は自分の思うがままに、ビジョン、目標を設定し、逆算し、今やるべき事に邁進すべきだ。
この言葉を聞いたとき、私はある出来事を思い出しました。
それは、娘の小学校受験のときのことです。
面接の場で、先生から突然こう質問されました。
「ワガママについて、どうお考えですか？」
抽象度が高い、、
いきなりの問いに、一瞬、意図が分からず戸惑いました。
しかし、すぐに自分なりの考えをお伝えしました。
「ワガママには、確かに悪い意味もあります。
人に迷惑をかけることは、決して良くありません。
ただ一方で、良い意味のワガママもあると思っています。
自分の好きなことで、人が喜び、世の中の役に立つのであれば、
私は大いに“やりたいことを貫く”べきだと思います。
娘にも、そんな生き方をしてほしいと思っています。」
そうお答えしました。
それが正解だったのかどうかは、今でも分かりません。
ただ、結果として娘は合格しました。
あらためて思うのは、
あるべきは「欲に従うこと」ではなく、
どう生きたいかを、自分の言葉で語れるかなのではないか、ということです。
自分の立場や役割を理解し、
覚悟をもって選び、引き受けて進む。
それが、私の考える「我がまま」です。
ワガママは周囲に負担をかける。
我がままは、自分が責任を引き受ける。
経営者として、父として、
私はこれからも、ワガママではなく、我がままでありたい。
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