この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
過去の自慢話は私の美学に反しますが、どうか私のようなタバコ中毒者が、禁煙に成功しますように、心身共に健康になりますように、という思いで記載します。
私は、これまで「禁煙セラピー①」でお伝えしたように、依存からの解放は“我慢”ではなく、依存のメカニズムに気づくことが第一歩だと感じています。
次に必要なのは、「もうタバコは自分の人生に必要ない」と心から気づくこと。
そして最後の三歩目が、ニコチンと喫煙というルーティンを、心身ともに完全に断ち切ること。
――二度と付き合わないと決めることでした。
この第三ステージこそが、最も厄介です。
正直に言えば、薬物依存症とまったく同じ構造だと思います。
抜け切るまで、3か月……いや、半年はかかったかもしれません。
夢の中にタバコが出てきたこともあります。
最大の試練は、お酒の席でした。
口が寂しすぎて、ついお酒を飲みすぎてしまう。
そして決まって聞こえてくる――
「一本くらい吸おうよ」という、あの悪魔のささやき。
でも、誘う人も本当は禁煙したいのです。
やめたいけれどやめられない。
仲間が減るのが寂しいのだと思います。
だからこそ、お酒で自制心が薄れた瞬間こそが最大の試されどころなのです。
この“修羅場”を乗り越えた先に、ようやく自由と幸せが訪れます。
禁煙において、最初の3か月がいちばん苦しく、同時に最も価値ある時期だと思います。
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私の成功の3原則
私が禁煙に成功した理由は、明確に3つあります。
- 「いつからやめるか」を明確に決めたこと。
曖昧な“そのうち”ではなく、日付を区切って宣言したことです。
- 「未来永劫、一本も吸わない」と誓ったこと。
“いつかまた吸うかも”という逃げ道を、自分の中から完全に消しました。
- 仲間と一緒に始め、罰ゲームを設定したこと。
競い合いながら、励まし合いながら続けたこと。
仲間と笑いながら取り組むことで、禁煙が“修行”ではなくゲームになりました。
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私は20年前、こう決めました。
「明日から一本も吸わない」――だからこそ、今日だけは思う存分吸おう。
そう決意し、大晦日の23時59分まで吸い続けました。
そして年が明けた瞬間、スパッとやめました。
禁煙を決意した仕事仲間2人とともに、『禁煙セラピー』を読み、意思を確認し、約束を交わしました。
この誓いが、私の人生を大きく変えました。
「一本でも吸えば終わり」――その覚悟があったからこそ、私は勝てたのです。
コラム③で詳しくお伝えします
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