• 2025.10.04 社長コラム

    高校生から教えてもらった「共依存」

    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    「共依存」という言葉を、あなたはご存知でしょうか?

    先日、ある高校生アスリートと話す機会がありました。色々と相談を聞く中で、その子が小さな声でこう漏らしました。
    「学校生活で、共依存の友人関係に悩んでいて…」

    私は正直、その瞬間まで“共依存”という言葉を深く知りませんでした。
    その日
    家に帰ってから、娘に聞いてみると丁寧に教えてくれました。

    共依存

    共依存とは、お互いに頼りすぎてしまい、境界線があいまいになる関係のこと。
    一見、支え合っているようでいて、実は苦しくなってしまうことが多い。


    とのこと。

    それにしても、難しい心理学用語みたいなワードを最近の学生は普通に使っているのだ、、と感心しました。

    さて、
    確かに大人の世界でも似たようなことはあります。
    相手に尽くすことで自分の価値を確認しようとする。
    頼られることでしか安心できなくなる。
    すると、いつの間にか関係は心理的に安定的ではなくなってしまうのです。
    精神的に健全な関係では無いのはお互い分かっているけど、お互い存在に依存していて切れない、関係を継続するしかない関係。。

    そんな感じでしょうか。

    これは友人関係だけでなく、親子関係、恋愛関係、夫婦関係であるあるの話だと思います。

    私自身も会社経営の中で、メンバーを支えたい気持ちと、これ以上介入すると過度に自分が背負い込んでしまう?
    部下は自分で判断、考えることを放棄して、私の指示に従うことだけ、にならないか?
    という危うさを感じる瞬間があります。
    教えることは大切だけれど、部下が自立していけるように信じる勇気も同じくらい大切なのだと思います。

    私の故郷の尊敬する伝説の教育者、加藤歓一郎先生の名言のひとつに「人が育つのを待つのが教育だ」とあります。


    「人との関わりの中で、どこまでが支え合いで、どこからが共依存か?」
    改めて自分に問い直す機会になりました。

    また、一つ勉強になりました。感謝。





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