この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
ここ数年、日本の高校生スプリンターの記録が飛躍的に伸びています。
ついに10秒0フラットの壁に迫るタイムが出てきました。なぜこれほど短期間で記録が塗り替えられているのでしょうか。
背景にはいくつかの要因があります。
第一に、道具と環境の進化です。
カーボンプレート入りのスパイクや高反発のトラック路面は、スタートダッシュから最高速度に乗るまでを大きくサポートします。
昔なら“才能の差”で片づけられた部分を、今はテクノロジーが埋めています。
第二に、科学的トレーニングの普及です。
映像解析やセンサーによるデータ活用で、接地角度や骨盤の高さまで数値で確認できるようになりました。
かつてトップ選手だけが受けられた分析が、いまや普通の高校部活動レベルで行われています。
第三に、環境と機会の広がりです。
全国どこでも最新の指導メソッドが届き、大会やランキング制度を通じて実力を発揮できる舞台が増えました。
「試せる回数」が多いことも記録を押し上げています。
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実は、私は高校生の時、陸上部でもなく、スパイクやタータンの上で走った経験もありませんでした。
体育祭などで砂のグラウンドを走るときには、「靴を履くより裸足の方が滑らず速く走れる」と本気で考えていました。
その当時を思い出すと、いまの高校生たちが恵まれている環境の価値を改めて実感します。
道具、環境、科学、機会――それらが整っているからこそ、人は本来持っている力を大きく引き出せるのです。
この国、人類の可能性にワクワクします。
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