この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
セクハラ、パワハラに始まり、アルハラ、カスハラなど、ハラスメントに関する言葉が生まれてきました。
そんな中、
2025年6月、スポーツ基本法が改正され、「スポーツ現場におけるハラスメントの防止」が明記されました。暴力や暴言、性的言動──いわゆる「スポハラ」への対応が、ついに国の法律として動き出したのです。
この事について、自論を語らせて頂きます。
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かつて、部活動ではスポハラが当たり前、むしろ強いチームの必須要素、という時代がありました。
私たちが学生の頃の部活やスポーツ指導といえば、厳しさと根性の世界。罵声が飛び、時には手が上がることも「当たり前」の空気でした。それでも、その中で必死に努力し、成長し、結果を出してきた選手、指導者がいます。
そして今、彼らが「時代遅れ」と呼ばれています。
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大阪体育大学の土屋教授が語っていたように、戸惑っている指導者が沢山います。
「自分のやり方は、もう通用しないのかもしれない」
「伝えたい熱意が、伝わらない」
「昔はこれで選手が伸びたのに・・・」
「親に気をつかい、本当にやりづらい」
そんな葛藤を抱える、コーチや監督たちがいるのです。
私は、日頃から指導者の方達に心から敬意を持っています。自分や家族の時間を犠牲にして、夜の練習、土日の遠征など、人生の時間と身を削り尽力されています。
彼らの多くは、過去の凄まじいスポハラの中でたくましく育てられて、むしろ当時のコーチ、監督に感謝している人も多いことと思います。
ボコボコに殴られたことを、自慢の様に、嬉しそうに語る人も沢山います。
スポパラで強くなった選手が指導者になっている事が多いと思います。
ずっと過去の経験から培った信念から「勝たせること」「育てること」に人生をかけてきた人たちです。時代が変わるたびに、自分の正解を捨てなければならない事に困惑していることでしょう。
私達おじさん世代が、仮に
今の時代が悪い、おかしいなどと、否定するのであれば、
時代遅れ!と言われても仕方ないです。
一方で、変わらなければならないと言われている過去も、日本の誇りだと思っています。
若い人には何でもかんでも過去の事は悪い、おかしい、と思って欲しくありません。
日本も戦争は二度として欲しくありませんが、国のために、家族を守るために敵に向かって命を燃やして頂いた先輩方には尊敬と感謝をすべきです。
それと同じで、
今は許されない事でも、過去その時代を懸命に生きて築き上げた人達のことも肯定する、
リスペクトする人、世の中であって欲しい。
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