この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
⸻
昨年のバスケットボールW杯後から、八村塁選手と日本代表のトム・ホーバスHCとの関係が悪化していると報じられています。
きっかけはホーバスHCの会見での発言でした。
• 「代表に参加したいなら、彼から連絡してきてほしい」
• 「八村が代表に参加できなくても、今のチームで五輪を勝つ自信がある」
このやり取りを契機に、八村選手は協会や監督への不信感を公に口にするようになり、SNSや会見での批判発言につながりました。
一方で、渡邊雄太選手は「百歩譲って、塁がトムをよく思わないのは理解できる」と前置きした上で、「全部が嘘のような記事が広がり、見る人が信じてしまうのは不本意だ」と冷静に指摘しています。
⸻
感情のもつれが本質
渡邊選手の発言を踏まえると、この問題の根っこは戦術論や組織運営の是非よりも「感情の問題」にあると感じます。
• 監督が不用意に口にした発言に、八村選手が不信感を募らせた。
• そこから「選手ファーストが欠けている」という大きな批判へと広がった。
つまり「信頼関係の綻び」が、やがて大きな対立構造に見えてしまったのです。
トップ選手と指揮官の間に感情の澱が残れば、いくら強いチームでも不協和音は避けられません。
渡邊選手が「コミュニケーションをもっと活発に取っていけるように」と語ったように、技術や戦術以前に「人として向き合う努力」が必要なのだと思います。
それをしないなら監督は、世間からの批判を覚悟で、八村選手の招集をしない。という決断をするしかないと思います。
いずれにしても、トップ選手としてチームを引っ張るはずの八村選手と監督に、信頼関係ができないなら勝てないと思います。
⸻
私自身も気をつけようと思います。
職場でも家庭でも、同じようなことは起きます。
「言葉のちょっとしたすれ違い」から、不信感が大きくなり、やがて対立に発展してしまう。
あなたの周りでも、感情のもつれが本質的な問題になっている場面はありませんか?
それを解きほぐす一番の方法は、やはり誠実な「対話」ではないでしょうか。
◇公式オンラインショップ
https://shop.alpron.co.jp/
◇120歳までアクティブに活きる未来を創る「読むプロテイン」
https://shop.alpron.co.jp/blogs/read-protein