この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
「物をもらって喜ぶ人は多い。しかし、言葉をもらって喜ぶ人は霊格が高い」
致知出版社の藤尾秀昭社長が言われた言葉です。
霊格とは、人間の魂や精神性の高さ、人格の成熟度を表す言葉です。
ここでいう霊格とは、決して宗教的、神秘的な意味ではなく、一言でいえば「人間力」、つまり人間としての人格や品性を表すものだと私は捉えています。
若い頃にこの言葉を聞いても、あまりピンとこなかったかもしれません。しかし、52歳になった今は、その意味がよくわかるようになりました。
若い頃は、お金を稼ぐこと、成果を上げること、何かを手に入れることに大きな喜びを感じていました。
もちろん、それも大切なことです。
しかし、今は少し違います。
誰かを喜ばせたい。そのために一生懸命に行動し、相手から「ありがとう」「おかげさまで助かりました」と言葉をいただく。
その一言が、どんな物をいただくよりも嬉しいと感じることがあります。
お金も、誰かを喜ばせた結果として返ってくる対価の一つです。しかし、それ以上に、相手から返ってくる感謝の言葉には、お金では得られない喜びがあります。
何をもらうかよりも、誰を喜ばせるか。
そして、いただいた言葉にどれだけ感動できるか。
森信三先生の「真理は感動によって授受される」という言葉にも通じるものを感じます。
人間としての成長とは、喜びを感じる対象が変わっていくことなのかもしれません。
物をいただく喜びから、言葉をいただく喜びへ。そして、誰かに喜んでもらうこと自体が、自分の喜びとなる。
そんな人間に少しでも近づいていきたいと思います。
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