• 2026.10.30 社長コラム

    言葉をもらって喜ぶ人



    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。


    「物をもらって喜ぶ人は多い。しかし、言葉をもらって喜ぶ人は霊格が高い」

    致知出版社の藤尾秀昭社長が言われた言葉です。

    霊格とは、人間の魂や精神性の高さ、人格の成熟度を表す言葉です。

    ここでいう霊格とは、決して宗教的、神秘的な意味ではなく、一言でいえば「人間力」、つまり人間としての人格や品性を表すものだと私は捉えています。

    若い頃にこの言葉を聞いても、あまりピンとこなかったかもしれません。しかし、52歳になった今は、その意味がよくわかるようになりました。

    若い頃は、お金を稼ぐこと、成果を上げること、何かを手に入れることに大きな喜びを感じていました。

    もちろん、それも大切なことです。

    しかし、今は少し違います。

    誰かを喜ばせたい。そのために一生懸命に行動し、相手から「ありがとう」「おかげさまで助かりました」と言葉をいただく。

    その一言が、どんな物をいただくよりも嬉しいと感じることがあります。

    お金も、誰かを喜ばせた結果として返ってくる対価の一つです。しかし、それ以上に、相手から返ってくる感謝の言葉には、お金では得られない喜びがあります。

    何をもらうかよりも、誰を喜ばせるか。

    そして、いただいた言葉にどれだけ感動できるか。

    森信三先生の「真理は感動によって授受される」という言葉にも通じるものを感じます。

    人間としての成長とは、喜びを感じる対象が変わっていくことなのかもしれません。

    物をいただく喜びから、言葉をいただく喜びへ。そして、誰かに喜んでもらうこと自体が、自分の喜びとなる。

    そんな人間に少しでも近づいていきたいと思います。





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