この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
今日、ある人材開発・組織開発をしている会社の事業責任者の方から、面白い研修を提案されました。
一言で言うと、
「褒められる研修」ではなく、
「ディスられる研修」です。
その研修では、お互いに
「〇〇モンスター」という名前をつけて、普段なかなか本人には言えない癖や特徴を指摘し合うそうです。
例えば、「細かいことを気にしすぎるモンスター」「自己中心的モンスター」といった具合です。
もちろん、実際のコンテンツをそのまま紹介しているわけではありませんが、要するに、「この人はここがちょっと強すぎる」「ここは周りが少し困っている」ということを、相手のために、あえて率直にフィードバックする研修です。
これを聞いて、私は少し笑ってしまいました。
というのも、ちょうどその日は、当社で
「社内木鶏会」を開催した日だったからです。
社内木鶏会で大切にしているのは、
「美点凝視」という考え方です。
相手の欠点ではなく、美点を見る。
悪いところを指摘するのではなく、良いところを見つけ、それを言葉にして伝える。
つまり、その日に私が聞いた二つの研修は、ある意味で真逆だったのです。
「褒められる研修」と
「ディスられる研修」。
どちらがいいのか。
私は、今の
アルプロンには、まず
美点凝視でいいと思います。
人は褒められれば嬉しい。
自分では気づいていなかった長所を誰かに見つけてもらうと、「自分にはこんないいところがあるんだ」と気づくことができます。
そして、お互いの良いところを見る習慣ができれば、組織の中に信頼関係も生まれていきます。
一方で、
「ディスられる研修」の話を聞いて、こちらにも大切なものがあると感じました。
それは、
「耳の痛いことを言ってくれる人」の存在です。
年齢や立場が上がれば上がるほど、自分に厳しいことを言ってくれる人は減っていきます。
さらに今は、相手が嫌がることや否定的なことを言うこと自体を避ける傾向が強くなっています。
もちろん、相手を傷つけるだけの言葉や、人格を否定するようなコミュニケーションは論外です。
しかし、「あなたのために、あえて言う」というフィードバックまでなくなってしまったら、人は自分の弱点に気づく機会を失ってしまいます。
褒められることで、自分の価値に気づく。
耳の痛いことを言われることで、自分の伸びしろに気づく。
どちらも、人が成長するためには必要だと思います。
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