この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
先日、シンガポールでAIを徹底活用している経営者のお話を伺いました。
その方は当初、「AIが普及すれば、生産性の高い社員も低い社員も標準化され、差は縮まる」と考えていたそうです。
しかし、実際は逆でした。
生産性の低かった社員は確かに効率が上がりました。しかし、もともと優秀だった社員は、AIを使いこなすことでさらに大きく成果を伸ばしたのです。
結果として、社員同士の生産性の差は、むしろ広がってしまいました。
私は、その理由は
人間力にあるのではないかと考えています。
もっと言えば、「相手が何を求めているのか」を感じ取る
感受性です。
仕事とは、人や社会に価値を提供し、その対価として報酬をいただく営みです。
だからこそ、お客様や上司、仲間が何を期待しているのかを考え、自分は何をすれば役に立てるのかを先回りして行動する。その感受性がある人ほど、AIを武器として使いこなし、より速く、より正確に、より大きな価値を生み出せるのだと思います。
私が日本史上、最も出世した人物と思うのは
豊臣秀吉です。
貧しい百姓から天下人へと上り詰めた秀吉は、草履取りを命じられれば誰よりも工夫し、馬の世話を任されれば期待を超える働きをしました。
目の前の仕事で
120点の価値を提供し続けたからこそ、次々と大きな仕事を任されるようになったのです。
AIが進化する時代だからこそ、人間に求められるのは、「何を頼まれたか」ではなく、「何を期待されているか」を感じ取る力です。
AIは誰でも使える時代になります。しかし、そのAIで何倍もの成果を生み出せるかどうかは、人への感受性と、人を喜ばせようとする姿勢で決まる。
私は、これからの時代ほど、
人間力が企業の競争力になると信じています。
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