この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
先日、致知出版社の藤尾社長から、「鎧を脱ぎなさい」と言われました。後継者育成塾での出来事です。
私は、その「鎧」とは何だろうと考えました。
おそらくそれは、幼少期から背負ってきた坂本家の長男としての責任感や、「立派でなければならない」「よく見られなければならない」という思い、さらには「自分はこれだけやってきた」という自負心や自尊心なのではないかと思います。
そうした思いが、「自分はできる人間でありたい」「よく見られたい」という鎧となり、素直に学ぶことや、さらに精進することの足かせになっているのかもしれません。
一方で、「よく見られたい」という思いを手放そう、手放そうとすればするほど、逆にその思いにとらわれてしまうような気もします。
そうではなく、人に喜んでもらうこと、人を笑顔にすること、人に真心を持って尽くすことに意識を向けていけば、人からどう思われるかということは自然と薄らいでいくのではないかと思いました。
そんな話を、眞田住職としていました。
すると住職は、
「承認欲求を完全に手放すことはできないと思いますよ。
仏教には、煩悩もまた社会を良くするためのエネルギーになるという考え方があります。人が憧れるような存在になること、応援される存在になることも、坂本さんの大切な持ち味だと思います」
と話してくださいました。
その上で、
「ただ、塾のような学びの場で鎧を着ていたら意味がないでしょう、というメッセージだったのかもしれませんね」
とも言われました。
その言葉を聞いて、確かにそうだと思いました。
お風呂に入るのに服を着ていても仕方がありません。同じように、人間力を高めるための学びの場で鎧を着たままでは、本当の意味で学び切ることはできません。
後継者育成塾は、自分を良く見せる場ではなく、自分を磨く場です。
藤尾社長の「鎧を脱ぎなさい」という言葉は、承認欲求をなくしなさいということではなく、「学ぶ時くらいは肩書や実績、自負心を横に置いて、素直に学びなさい」ということだったのではないかと思います。
これが正解なのかは、分かりませんが、有り難いご縁にとにかく感謝です。
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