• 2026.05.27 社長コラム

    経営理念



    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    経営の神様、松下幸之助は、若者から「国の政治と会社経営は同じものか」と問われ、「同じだ」と答えたそうです。
    そして、
    「会社経営に成功するには三つの条件がある」
    と続けられました。

    一つ目は絶対条件。
    経営理念を確立すること。
    これができれば、経営は五十パーセント成功したようなもの。

    二つ目は必要条件。
    一人ひとりの能力を最大限に生かす環境をつくること。
    これができれば、八十パーセント成功。

    三つ目は付帯条件。
    戦略戦術を駆使すること。
    これを満たせば百パーセント成功する。

    藤尾秀昭著『小さな幸福論』より。


    私自身も、「経営理念こそ最も大切」だと理解していたつもりでした。

    アルプロンにも、
    「この国の体力を強くする」
    というミッションがあります。

    さらに、ビジョン、バリュー、クレドもあります。
    本当に素晴らしい理念だと思っています。

    しかし最近、強く感じるのです。

    理念は、“あるだけ”では意味がない。


    創業当時は、毎朝全社員で集まり、呼吸を整え、体操をし、
    感謝や昨日の学びを発表し、最後に経営理念を唱和して一日を始めていました。

    それが当たり前の日常でした。

    しかし、コロナを境に大きく変わりました。
    社員数が増え、リモートワークも可能になった。
    私自身、「このままで良いのか」と思いながらも、便利さに甘えていました。

    各部署で朝礼を行うよう指示しても、徹底しきれない。
    コロナ後も、人が増え、全員が集まる場所がない。
    浜松町の高い家賃や移転コストへの迷いもあり、全員出社へ戻し切れませんでした。
    社員のモチベーション低下も、どこかで感じていました。

    それでも業績は右肩上がり。
    離職率が少し上がっても、人は採用できる。
    だからこそ、本質的な問題から目を背けていたのかもしれません。

    しかし今年、私たちは新たに事務所を契約し、毎朝の全体朝礼を復活させました。
    私は今、理念の共有こそが、「協働の自発性」を生み出す根幹だと感じています。





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