この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。
経営の神様、松下幸之助は、若者から「国の政治と会社経営は同じものか」と問われ、「同じだ」と答えたそうです。
そして、
「会社経営に成功するには三つの条件がある」
と続けられました。
一つ目は絶対条件。
経営理念を確立すること。
これができれば、経営は五十パーセント成功したようなもの。
二つ目は必要条件。
一人ひとりの能力を最大限に生かす環境をつくること。
これができれば、八十パーセント成功。
三つ目は付帯条件。
戦略戦術を駆使すること。
これを満たせば百パーセント成功する。
藤尾秀昭著『小さな幸福論』より。
私自身も、「経営理念こそ最も大切」だと理解していたつもりでした。
アルプロンにも、
「この国の体力を強くする」
というミッションがあります。
さらに、ビジョン、バリュー、クレドもあります。
本当に素晴らしい理念だと思っています。
しかし最近、強く感じるのです。
理念は、“あるだけ”では意味がない。
創業当時は、毎朝全社員で集まり、呼吸を整え、体操をし、
感謝や昨日の学びを発表し、最後に経営理念を唱和して一日を始めていました。
それが当たり前の日常でした。
しかし、コロナを境に大きく変わりました。
社員数が増え、リモートワークも可能になった。
私自身、「このままで良いのか」と思いながらも、便利さに甘えていました。
各部署で朝礼を行うよう指示しても、徹底しきれない。
コロナ後も、人が増え、全員が集まる場所がない。
浜松町の高い家賃や移転コストへの迷いもあり、全員出社へ戻し切れませんでした。
社員のモチベーション低下も、どこかで感じていました。
それでも業績は右肩上がり。
離職率が少し上がっても、人は採用できる。
だからこそ、本質的な問題から目を背けていたのかもしれません。
しかし今年、私たちは新たに事務所を契約し、毎朝の全体朝礼を復活させました。
私は今、理念の共有こそが、「協働の自発性」を生み出す根幹だと感じています。
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