• 2026.01.17 社長コラム

    五運


    この国の体力を強くする、アルプロンの坂本です。

    戦国時代のリーダーの言葉「五運(ごうん)」の話をご紹介します。



    五運とは

    天運
    人運
    世運
    事運
    義運

    この五つを指します。

    この言葉は、戦国時代、尼子氏の家臣・熊野兵庫助が、絶望的な状況の中で仲間を諭した際に語ったものです。
    雲州熊野城が毛利の大軍に囲まれ、もはや打つ手なしと思われた籠城戦。
    その最中、熊野和泉守が敵陣へ突撃し、命を落としました。
    仲間たちは動揺しました。

    「なぜ死なねばならなかったのか」
    「無駄死にではなかったのか」
    「もう終わりではないか」

    その空気を一言で断ち切ったのが、

    「五運というものがある」

    という兵庫助の言葉でした。



    天運

    生まれた時代、天候、巡り合わせ。
    これは人の力ではどうにもなりません。

    人運

    誰と出会い、誰と別れるか。
    これも半分は運です。

    世運

    時代の流れ。今が誰の世か。
    個人では抗えない大きな潮です。

    事運

    戦の勝ち負け。
    どれほど尽くしても、結果が伴わないこともある。

    そして最後が、

    義運

    義を貫いたか。恥じぬ行いだったか。自分に嘘はなかったか。
    これは、唯一、自ら選び取れる運です。



    熊野和泉守は、天運、人運、世運、事運では敗れたかもしれない。

    しかし、
    義運においては負けていない。

    だから無駄死にではない。
    だから恥ではない。
    だから顔を上げよ。

    兵庫助は、そう語ったのだと思います。

    絶望感の中、部下達を鼓舞した立派なリーダーだと思います。





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