沖縄に伝わるマジムンの話~マジムンから知る沖縄の逸話~

ハイターイnissyです。

2学期に入り、秋!運動会の季節ですね!沖縄の夏はまだまだ続きそうですが

アルプロンの受注センターは沖縄にある事知ってましたか?

私の記事から察してる方もいると思いますが・・・

皆さんのお電話は沖縄で受けておりますよ~

という事で今回のテーマはここ、沖縄にちなんで

私の自由研究を勝手に発表したいと思います。

実は、子供の宿題に付き合い一緒に研究しましたが、発表の場がなかったので・・・

その自由研究、テーマは『マジムン』

マジムンとは

沖縄県や鹿児島県奄美群島に伝わる悪霊の総称。

Wikipedia参照

いわゆる、皆さんがよく知っている妖怪ですね。

 

まず、沖縄の有名なマジムンといえばキジムナー

古くから言い伝えられ、沖縄の元祖ゆるキャラ的な存在

古い木(主にガジュマル)に住み、子供の姿、身体は赤い

友だちになって一緒に漁へでれば大漁、その家は繁栄するといわれている

観光地では可愛い、親しみのあるキジムナ―が描かれ木の精の様な紹介もあるが

紛れもなくキジムナ―は恐ろしいマジムンだ

一度約束を破ったり、裏切るとしつこくつきまとわれ復讐される。

 

つきまとうキジムナ―が疎ましくなり、ガジュマルを焼いた人がいた

長い間秘密にしていたが、酔っぱらってその話をしてしまった

そのとたん、隣にいた若者は体が燃えるような真っ赤なからだになり

「お前は友達の事を裏切った!ゆるさん!」と言って

その人と家をガジュマルと同じ様に焼き尽くしたそうな・・・

 

ここまでは何となく子供の頃から知っているキジムナー情報

今回、調べての新情報は大人にもなるって事!

キジムナーは男の子の子供のイメージだったが

男女の区別もあり、大人になれば家族もつくる

場合によっては人間とも家族になることもあるそうだ。

比較的人間らしい生活スタイルをもったマジムンだから昔から親しみがあったのかな

ぜひ会ってみたいところだが、しつこいのは嫌いな私は友達にはなれそうもない。

そして、キジムナーと同様に言われる事も多いブナガヤ

私も地域によって呼び名が違うだけで同じマジムンという認識だったが

キジムナーとは違うものという事がわかった

 

ブナガヤは大宜味村の森または川に住み、

人見知りで遊んでいる子供達を近くでみている事が多い

村の人が困っているときにブナガヤにお願いするとそっと手伝ってくれた

という話もあった。

また、すごく早く移動でき、その移動で風をおこし、時には火をおこす

歌が得意で心の綺麗な人しか聞こえず、

森の木々がさざなむ程神秘的な歌声だそうだ。

私には聞こえないだろうが、神秘的な歌声ぜひ聞いてみたいものだ。

 

ブナガヤにはキジムナーのような恐ろしい話は無かったが

誤って手足等を踏みつけるとブナガヤ火をおこし火傷させられてしまうらしい

とんだとばっちりだ、隠れてるからそんなことになるのに

沖縄のマジムンには動物が変化しマジムンになるものも多くあった

代表的なのはアカマターだろう。

アカマターは実際に存在する赤色に黒い斑点をした蛇である

それがマジムン化すると若い恰好の良いメンズになり

女性をたぶらかしたり子供を産ませるそうな・・・恐ろしい

そのアカマターから女性を救った話が名護市にあった

 

ひんぷんガジュマルのそばで女性が一人楽しそうに話したり笑っていました。

それを見た名護をおさめていた名護親方は不思議に思い、そばによってみると

女性の足元でしっぽを上手に使い文字を描いているアカマターがいました。

名護親方は急いでアカマターの書いた文字を足でかき消しました。

すると、女性は正気に戻りました。

また、沖縄では旧の3月3日に浜下りという行事がある。

女の子の健康を祈願し、海水に手足を浸すものであるが

その由来もアカマターが関わっているようだ

アアカマターの子を宿してしまった娘は、アカマターのいる洞窟で

「3月3日の浜下りで浜の白砂をふめば子供は全部おりてしまう」

という事を聞き、無事アカマターの子供を産まずにすんだそうです。

それからというもの、沖縄では旧暦の3月3日に浜下りをするようになったんだって

 

次の動物マジムンは、マヤーマジムン。マヤ―とは方言で猫の事。

猫は13歳を過ぎるとしっぽが自然と二股にわかれ「猫又」というマジムンになる

沖縄だけでなく猫又、化け猫は日本全国にいる妖怪で、その類の話が沖縄にもあった。

 

宜野湾市に住む男は、長年猫を飼っていたがいつの間にかいなくなってしまった。

どこからともなく女が居座わり、二人は夫婦になり子供も産まれ幸せに暮らしていました。

ある日、息子が「母はネズミを食べている」というのを聞き問い詰めましたが

何も言わない妻に、別れてくれるよう頼み出ていってもらう事にしました。

素直に出ていく妻をつけていくと、ガマ(洞窟)に入っていったので中の様子を伺いました。

暫くするとマヤ―マジムンの話声が聞こえてきたので、男は最後まで話を聞き

マヤーマジムンを退治する呪文を聞く事ができました。

復讐にきたマヤ―マジムンの妻は呪文により何もすることができませんでした。

 

退治される呪文をぺラペラと世間話しているあたり、なんともお間抜けなマジムンだ・・・

 

そして、もう一つザンマジムン。ザンとはジュゴンの事。

ジュゴンはよく人魚に間違えられ、人魚の伝説は全国各地にあるが

石垣島に伝わるこの話もそれに似た話であった。

 

石垣島である漁師の網に上半身は美しい娘、下半身は魚のザンがかかっていました。

こんな珍しい魚を村の皆に見せびらかしてやろうと、引き上げましたが

ポロポロと涙を流し助けて欲しいと頼むザンに同情し助けてあげる事にしました。

そのお礼に、明日の明朝に大津波が襲う事を教えてくれた。

漁師は急いで家に帰り村の皆にそのことを伝え高い山へ全員避難しました。

一人の若者は隣村にも伝えに行ったが誰一人この事を信じなかった。

明朝、見たこともない大津波が村々を襲い、漁師のいう事を信じた者だけが助かりました。

これが1771年に石垣を襲った八重山地震による明和の大津波に伝わる話だ。

動物のマジムンは他にもウワーマジムン(豚の妖怪)アフィラーマジムン(アヒルの妖怪)

ピンザマジムン(ヤギの妖怪)等々いて、何らかの恨みからマジムン化したものだ

股をくぐられたり、頭の上を超えられたりするとマブイ(魂)を抜かれるようだ。

見かけたらマタを閉じて逃げよう!股を閉じるとかなり遅くなりそう・・・

 

沖縄の怪談ではお馴染み、逆立ちユーリー(幽霊)、ミミチリボーズ(耳切坊主)

こうした人の恨み、念がマジムン化したものもあった。

 

逆立ちユーリーはマカンミチという真嘉比にある坂に現れる幽霊の事。

夫に裏切られ、顔を醜くされた女が死後夜な夜な幽霊として現れるようになりました

それを悩んだ夫は墓から女を出し、木に逆さにして足をくくりつけ

自分の前に現れないようにしました。

それからというもの逆立ちユーリーがその木の周辺に現れるようになりました。

というお話、ここまでしか知らずにいたが、調べてみると続きがあった。

 

マカンミチに幽霊が出るという話をきいたある人が

なぜ、でてくるのか疑問に思いきっと理由があるんだろうと幽霊に会いに行った

そして、逆立ちユーリーに話を聞き、その恨みをはらしてやりました。

その人は逆立ちユーリーからお礼をもらいその子孫まで繁栄しましたとさ。

 

マカンミチの幽霊は成仏出来たという事で今ではこんな立派な道に変わっていた。

ミミチリ坊主は有名な話で子守歌にもなっているが

その歌でこどもは果たして眠れるのか?おねしょしちゃうんじゃないかと疑問に思う

特に最後の「耳ぐずぐず」という擬音。

リアルに耳を切られる様な擬音は恐ろしい・・・どうせならスパッとしてほしい

 

最後に浮島のマジムン、ガーナ森。島のマジムンってなんだ?

私と同じようにはてな?と思ったかたもいるだろう・・・

 

このガーナ森は昔、漫湖に住む大きなマジムンで、度々村や人々を襲い皆困っていました。

それを見かねた神様が大きな岩を落としマジムンは動けなくなりました。

そのまま大きな口を開けたまま絶命し、漫湖に浮かぶ小さな森になりました。

今でもこのマジムンが動かない様にシーサーが見守っています。

 

那覇出身の父にも聞いてみると知っている様子、場所を詳しく聞き行ってみた

今では漫湖はほとんどが埋め立てられガーナ森も住宅地にポツンとあった。

まだまだ他にもピキンキル、キィヌシィ、中西ヘーイ等々あるが

今日のところはここでおしまい!

子供の自由研究に付き合ってずっと住んでいる沖縄にも

マジムンが沢山いる事を知った。

そしてマジムンだけでなく逸話や伝説を知ることが出来た。

今度の自由研究は伝わる伝説を検証してみようかな・・・

今からワクワク自分も小学生の時にこんな楽しい研究をすれば良かったな。

さて今日も日が暮れる・・・

沖縄では夕暮れ時を方言でアコークローという

マジムンが活動を始めるアコークローには家に帰らないと

マジムンに出くわしてしまいますよ