色々なバストアップ方法の情報が溢れていますが、どの方法でも共通しているのが血行やリンパの流れを促す手段であるということ。
中でもマッサージは、効果は短期的ではあるものの手を使って物理的に血流やリンパの流れを後押しする効果の高い手法。
ということで、ちょっとしたスキマ時間でも簡単にできてバストアップに効果的なリンパマッサージの方法を紹介します!
血行やリンパの流れがバストに与える影響は?
なぜ血液の流れやリンパの流れが良くなるとバストアップに繋がるのか、簡単に説明すると次のようなメカニズムになっています。
- 血液やリンパの流れを正常に保つと、乳腺に栄養素が運ばれやすくなる
- 乳腺が発達すると乳腺の周りに脂肪が増えていく
- バストのハリやボリュームアップに繋がる
適度な運動をしたり身体の冷えを取り除いたりなど、ちょっとしたことでも血行不良は改善できます。
まずは生活習慣を見直してみましょう。
血行やリンパの流れが悪くなる原因とは?
血行不良を放置すると、バストに悪い影響を与えるだけでなく、肩こりや冷え性、手足のむくみや肌トラブルなど様々な弊害を引き起こしてしまいます。
血行やリンパの流れが悪くなる原因には以下のようなものがあります。
- 運動不足によって筋力が低下し、血液を送り出す力が不足している
- 長時間に渡る立ち仕事やデスクワークで血の巡りが悪くなっている
- 発汗が少ない体質で、血液がドロドロの状態になりやすい
- 脂質や炭水化物の過剰摂取など、偏った食生活で血液がドロドロになっている
- 精神的なストレスが蓄積されて自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れている
血行を促進するには、これらの原因を取り除いてあげることが必要です。
元々の体質も少なからず関わってきますが、不規則な生活を送っている人ほど血行やリンパの流れが悪くなりやすい傾向があります。
バストアップを目指すリンパマッサージ5選【リンパを流して育乳!】
リンパマッサージは特別なグッズを用意しなくても、自宅で好きな時間にセルフケアができます。
バスト周辺のリンパマッサージで期待できる効果は次の5つです。
- バスト周囲の血液やリンパの流れがスムーズになって、乳腺に栄養が行き渡りやすくなる
- 女性ホルモンのエストロゲンの分泌をサポートして、乳腺が発達してバストアップしやすくなる
- 大胸筋の強化でバストを支える力が強くなり、バストの垂れ下がりやハリのなさを解消できる
- デコルテの新陳代謝が促されることで体内の毒素や老廃物が排出されて、キレイなラインに見えるようになる
- 脇の下のリンパを流すと二の腕の老廃物も流れやすくなるため、スッキリとした二の腕をキープできる
リンパマッサージは育乳やバストアップだけではなく、デコルテや二の腕などの気になる部位にも作用してくれます。
ということで、バストアップのためのリンパマッサージを5つ紹介していきます。
順番通りに行うことで、より効果的になります。
1.鎖骨周りのリンパマッサージ
鎖骨は全身のリンパの最終出口。
バスト周囲のリンパの流れをどれだけ促しても、鎖骨周辺のリンパの流れが悪ければ意味がありません。
つまり、最初に鎖骨周りのリンパマッサージを行い、体内に蓄積された老廃物や毒素を排出する出口を確保することが大切です。
- 鎖骨の部位を動かすイメージで肩を前後に5回ずつ回す
- 右手で左側の鎖骨、左手で右側の鎖骨を指でさするように10回流す
鎖骨の真ん中に手を当てて、グーっと押し開くように手を滑らせるとリンパが流れやすくなります。
2.脇のリンパマッサージ
鎖骨周辺が終わった後は、脇・腕の付け根のリンパマッサージを行いましょう。
脇の下付近にも大きなリンパ節があるので、腕の付け根のリンパの流れを促すと老廃物が流れてバストアップ効果も高まります。
- 左手を上に上げ、右手の親指以外の4本の指を左側の脇の下に入れる
- 左側の脇の下のくぼみを中心にして円を描くようにほぐす
- 反対側も同じようにマッサージする
脇のくぼみを中心に少しずつ場所を移動しながら円を描くようにマッサージを行いましょう。
3.背中のリンパマッサージ
背中のリンパマッサージは、バストアップに加えて背中のお肉をスッキリとさせることができます。
背中全体は難しいですが、手の届く範囲で行うだけでもとっても効果的ですよ。
- 肩甲骨の辺りから脇の下を通って、背中の脂肪を胸まで持ってくるように流す
- この動きを5分間ほど繰り返し、反対側も同じようにリンパを流す
肩こりや身体のだるさをにも効果の期待できるマッサージです。
4.乳腺を刺激するリンパマッサージ
「鎖骨」⇒「脇の下」⇒「背中」とリンパを流した後は、いよいよ乳腺を刺激するリンパマッサージです。
体内の老廃物が排出されやすい状態になってからバストのリンパマッサージを行うことで、より高い効果が期待できます。
- 片方のバストの下に手を置き、左右の手で交互にすくい上げるように動かす
- みぞおちの高さにあるバストの下の脂肪を引き上げるイメージで揉む
- 手が胸や肌から離れないように連続して脂肪を引き上げるように動かす
肌を傷つけないように優しくバストを持ち上げて、揉んだり動かしたりしてリンパマッサージを行ってみてください。
5.バストの垂れを防ぐリンパマッサージ
最後にバストの垂れを防ぐリンパマッサージも行っておきましょう。
垂れ乳を予防するだけでなく、バストにハリを出して美しい状態に導くことができます。
- 片方のバストの上部に片手を置き、鎖骨に向かって上方向に流す
- 親指以外の4本の指を使って皮膚を上に引き上げるイメージで揉む
- もう片方のバストも同じようにマッサージする
手の平をくぼませてポンポンと軽くバストを叩いて刺激する方法も加えると効果的です。
バストアップのためのリンパマッサージの注意点
リンパマッサージは部位ごとに丁寧に行うのが効果的です。
リンパマッサージを行う上で押さえておきたいポイントがいくつかありますので、一度目を通しておきましょう。
- 痛みを感じるレベルでゴリゴリと強く押すと逆にリンパの流れが悪くなりやすいため、優しく流したり揉んだりする
- 手の滑りを良くするためにクリームやベビーオイルを使用する(バストアップ専用のマッサージクリームの使用もおすすめ)
- 入浴中やお風呂上がりなど、身体が温まって血の巡りが良くなっているタイミングでリンパマッサージを行う
リンパマッサージの時間を長くしても、すぐにバストアップ効果が出るわけではありません。
大事なのは継続すること。
バストに何かしらの変化が出るまでには長い期間がかかりますので、焦らず無理のない範囲でリンパマッサージに取り組みましょう。
バストアップマッサージに効果的なツボ5選【胸が大きくなる?】
バストアップには、血液やリンパの流れを良くしたり女性ホルモンを増やしたりする対策が欠かせません。
そこで、リンパマッサージに加えてツボ刺激もプラスしてみましょう。
バストに関係するツボ押しには次の3つの効果があります。
- 老廃物が流れて、滞っていた血液やリンパの流れが改善する
- 乳腺を発達させる女性ホルモンの分泌を促せる
- 肩こりや冷え性など、女性が悩みやすい症状の改善にも繋がる
乳腺が発達して血液やリンパの流れが良くなれば、バストに脂肪がつきやすくなって胸が大きくなります。
身体に負荷がかかる筋トレや面倒なエクササイズと比べて、ツボ刺激は無理なく手軽に続けられます。
ということで、バストアップに効果的なツボを5つ紹介していきましょう。
壇中(だんちゅう)
ツボの名称 | 膻中(だんちゅう) |
---|---|
ツボの場所 | 左右の乳頭を結んだ線の中心付近 |
ツボの押し方 | 両手の人差し指と中指を重ねて優しく刺激 |
膻中(だんちゅう)は左右の乳首を結んだ線の真ん中、身体の中心に位置しているツボです。
指で押してみると少し痛みを感じるところに膻中はあります。
膻中は、女性ホルモンの分泌を促すなど、バストにとって重要なツボです。
加齢で減り行く女性ホルモンの分泌を活性化し、バストアップや美肌作りをサポートしてくれます。
不安感を始めとする精神的なストレスの緩和にも繋がりますので、イライラしやすいときなどにも膻中(だんちゅう)を押してみましょう。
天谿(てんけい)
ツボの名称 | 天溪(てんけい) |
---|---|
ツボの場所 | 乳頭の高さとバストの端の丸みが交差する、 バージスライン上 |
ツボの押し方 | 両手の親指を左右のツボに当て、 バストを持ち上げるイメージで内側に向かって押す |
天溪(てんけい)は、乳首と同じ高さのバストの両端に位置する、バストアップと関係の深いツボです。
天溪を刺激すると乳腺の発達が促され、乳腺周りの脂肪の量が増加します。
「バストを手で覆ってツボを捉える」→「息を吐きながら内側に向かって圧力をかける」→「息を吸いながら力を弱める」
という流れで刺激してみましょう。
バストサイズの小さな方や、バストが垂れ気味の方におすすめです。
乳根(にゅうこん)
ツボの名称 | 乳根(にゅうこん) |
---|---|
ツボの場所 | 乳頭から指2本分ほど下の 第5肋骨と第6肋骨の間あたり |
ツボの押し方 | 両手の指で左右のツボをそれぞれ3秒間程度押し、 ゆっくりと離す |
バストアップの土台作りには、女性ホルモンの分泌を促したりリンパを流したりといったケアが欠かせません。
乳頭の真下に位置しているツボの乳根(にゅうこん)は、リンパの流れを促す効果を持ち合わせています。
乳根は母乳の出を良くする効果もあるので、産後の授乳中の女性もこの乳根のツボを押してみると良いでしょう。
淵腋(えんえき)
ツボの名称 | 淵腋(えんえき) |
---|---|
ツボの場所 | 乳頭から外側に向かって10cmほどの脇の下辺り |
ツボの押し方 | 左右のツボに親指を置き、 ギューッと息を吐きながら押していく |
淵腋(えんえき)は、乳首から脇の下に向かって10㎝ほどの脇の下辺りに位置しています。
この淵腋のツボがバストアップに効果的なのは、血行促進作用でバストの栄養循環をサポートしてくれるからです。
血液の流れが促され、栄養素や酸素がしっかりと運ばれてくると、バストは徐々にふっくらと成長していきます。
淵腋は姿勢を良くする作用もありますので、猫背気味な方もこのツボを刺激してみましょう。
中府(ちゅうふ)
ツボの名称 | 中府(ちゅうふ) |
---|---|
ツボの場所 | 左右の鎖骨の下付近から親指1本分ほど下 |
ツボの押し方 | 鎖骨のリンパを流すイメージで円を描くようにマッサージしたり、 ツボを押し込んだりする |
中府(ちゅうふ)は、バスト周りのリンパの流れにアプローチしてくれるツボです。
さきほどの乳根(にゅうこん)と同じような効果が期待できます。
中府を10回程度押すことで、リンパの流れが良くなり、バストにハリが出てバストの下垂を防ぐことができます。
バストアップのためのツボ刺激の注意点
リンパマッサージに加えてツボ刺激も併用すると、血液やリンパの流れもだいぶ良くなるはずです。
リンパマッサージもツボ押しもちょっとしたスキマ時間にセルフケアができますが、注意点もいくつかあります。
- リンパマッサージと同じようにツボ刺激も湯船の中やお風呂上がりなど、身体が温まっているタイミングで行うのがベスト
- ツボを押す回数を意識するのではなく、ツボの場所を正確に把握して刺激することが大切
- ツボ刺激の効果を高めたい女性は、磁気治療シールやお灸などのアイテムを併用してみる
- ツボ押しの前後はアルコールの摂取を控える(ツボ刺激の後にお酒を飲むと血行が良くなってアルコールが回りやすくなる)
- 生理前や生理中などのデリケートな時期は、優しい力でツボを押して刺激する
ツボ押しは危険なセルフケアではありませんが、自分の体調と照らし合わせて取り組みましょう。
また、ツボ刺激によるバストアップ効果には即効性はないため、毎日少しずつ行うことが大切です。
バストアップマッサージのまとめ
育乳に繋がるリンパマッサージのやり方、胸を大きくするツボの場所や押し方について紹介してきました。
マッサージもツボ刺激も効果は一時的ですが、継続して続けることで血液やリンパの流れが常に良い状態になり、バストアップも実現しやすくなります。
リンパマッサージやツボ押しは、
「バストアップしたいけど、エクササイズや筋トレはちょっと…」
といった方でもお手軽に行える方法なので、胸の大きさに悩んでいるなら、ぜひ試してみてください。